元吉本興業専務の竹中功さんのお話をうかがう機会がありました。
彼の講演はウィットに富んでいて面白く、エンターテインメントのようで、
毎回楽しく聞いています。
さて、そんな竹中さんが講演の中で「売れる芸人と売れない芸人の違い」
について触れられたのですが、とても示唆にとんでいたので少しばかり
ご紹介したいと思います。
劇場での舞台袖から演じる芸人さんたちを見守る機会が数多くあったそうです。
芸を終えた芸人さんたちを迎え入れる時に、その違いが現れるそうです。
どれだけ面白い芸人さんでも、うまくいかず観客から笑いをとることができない、
そんな時はやっぱりありますよね。
その後も”売れない”芸人さんたちは、舞台袖に捌けてきたとき、
「観客が入れ替わって空気が変わったら、また笑いをとれますわ!」というように言うそうです。
このように、観客のせい(つまり他責)にして自分を変えないそうです。
一方で”売れる”芸人さんたちはどうかというと、
「次はネタを変えてみますわ!」「今仕込んでいる新しいネタ、次試します!」
こんな風に試行錯誤をして自分を変えることをいとわないそうです。
良い意味での自責で、自分にできることをやろうとしているわけです。
もし劇場支配人の立場だったら、どっちの芸人さんを呼び続けたいでしょうか。
私なら後者のような行動をできる芸人さんです。
・変化を怖がらないこと
・自分にできることを試行錯誤すること
当り前のようで、これらをしっかりできると結果は自ずとついてくると思いました。
この話、まさしく「心理的資本」なんですよね。
失敗も次へつなげる糧と変えながら、達成体験にしています。
志は強く、でも心はしなやかに、そして試行錯誤しながらの行動ができる。
芸人さんの話でしたが、どのような分野でも共通ではないでしょうか。
「売れる芸人」のような成長を促すことができたら良いと思いませんか?
PsyCap Master®(心理的資本開発指導士)認定講座に引き続きご注目ください。
https://be-do.jp/service/psycap-master/
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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