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「褒める」だけでは成果はでない。行動を認めてこそ成果につながるという話。

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中室牧子先生著の「学力」の経済学(ディスカヴァー・トウェンティワン)の中に興味深い実験が紹介されています。

それは、「やればできる」というメッセージを受け取った学生は、このような自尊心を高めるメッセージを受け取らなかった学生より成績が下がったという結果です。

そもそも、なぜこのような実験をしたかというと、「成績優秀な人は自尊心が高い」という結果があるからです。

ならば、自尊心を高めると成績があがるのか、という仮説の下、行われたのが、フォーサイス教授による実験でした。
実験は、1回目の試験で成績が悪かった学生を2つのグループに分け、どちらにも下記のメッセージを毎週メールで送ったそうです。

グループ1:自尊心を高めるメッセージ
グループ2:宿題に関する事務的な連絡や、個人の管理能力や責任感の重要性を説くメッセージ

結果は仮説とは反対の結果になりました。
学生の自尊心を高める介入は、学生の成績をよくすることはなかったのです。
kids
また、この本ではミューラー教授らの実験も紹介されています。
これは、「頭がいいのね」ともともとの能力を褒めた場合と「よく頑張ったね」と努力を褒められた場合で、IQテストの結果比較をしています。
前者のもともとの能力を褒められた子どもたちは成績を落としてしまい、努力を褒められた子どもたちは成績が上がりました
(詳細は「学力」の経済学参照ください)

この話は子どもたちの学習に関する研究ですが、大人でも同じことが言えるのはないでしょうか。
言葉のあやですが、「褒める」より「認める」というほうが良いのかもしれませんね。

前者の実験から、職場で落ちこぼれている人に対しては、抽象的に「やればできる」というだけではなく、「具体的な情報」や「まずはこれをやろう」といった具体的な指示が効果的なのかもしれません。
後者の場合、成果を出すには人格を褒めるのではなく、日々の行動を認めることです。

僭越ながらHabi*doは、単に褒めあいや認め合うツールではありません。
目標と行動を共有化し、互いに行動を認め合いながら、成果に向かって自律的に行動できます。結果的にエンゲージメントが高まる仕組みなんです。
中室先生が本書で、自尊心が高いと成績がよいのではなく、「学力が高くなると自尊心が高くなる」と書いておられます。

結果的にエンゲージメントが高まる当社の手法にご関心を持っていただきたいです。

石見 一女
Be&Do代表取締役/組織・人材活性化コンサルティング会社の共同経営を経て、人と組織の活性化研究会(APO研)を設立運営。「個人と組織のイキイキ」をライフワークとし、働く人のキャリアと組織活性化について研究活動を継続。

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石見 一女
Be&Do代表取締役/組織・人材活性化コンサルティング会社の共同経営を経て、人と組織の活性化研究会(APO研)を設立運営。「個人と組織のイキイキ」をライフワークとし、働く人のキャリアと組織活性化について研究活動を継続。

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