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長時間労働是正はボーリングでいえばファーストピンという話

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まだ仕事終わってないのに帰らなきゃ!

「働き方改革」がさけばれるなか、もっともよく聞くのは長時間労働の是正に関する話題ではないでしょうか。

残念ながら多くの場合は、そもそもの業務改善もなきまま表面上の残業規制だけに終始してしまっているようです。

残業規制だけが先行してしまうと、やらなければいけない仕事の量は変わっていないのに時間を制限されてしまう。
従業員にとっては精神的な負担は増え、プレッシャーが高まります。
結果として不満につながることは容易に想像できます。

実際に長時間労働はよくありませんし、残業がずっと続く状態はおすすめできたものではありません。
では長時間労働を根本的に是正するためには何が必要でしょうか。

必要な業務に資源を集中させること

ときには思い切り捨てることも必要ですか?

業務の取捨選択をするということは、当人だけでは判断が難しい業務もあると思います。上司も含め、できれば部門全体で考える必要があるでしょう。
管理職は真剣に自部門の業務改善を考える必要があると思います。もちろんそれ以上に経営者も考えな変えればなりません。

  • やらなければならないこと
  • やったほうがいいこと/やりたいこと
  • やる必要がないこと

優先順位をつけて「やらないことを決める」ということが先決です。
(よく聞きますよね、やらないことを決めるのが経営者の仕事だ、という話を。)

当たり前のようで、意外とできていないことなのかもしれません。

経営者も、管理職も、ひとりひとりの従業員も自分事としてとらえ、業務改善をしていかなければ根本的な長時間労働是正にはなりません。
風土としても根付くはずがありません。それどころか従業員の不満が渦巻き、企業力の低下を招きかねません。

適材適所、職務と人材のマッチングが重要

ぴたっとパズルがはまればいいんだけど

先日、HumanCapital2017でのスペシャルトークイベントにて、ムーギー・キム氏が面白いことを言っていました。
すべてのはたらく人がそれを実現できるかどうかはいったん置いておいて…本当に生産性が高い人は「やりたいことをやっているひと」だということが、多くのハイパフォーマーを見てきた結論だと。

それも一理ありますよね!時間あたりの生産性も高まると思います。
私などはついついやりたい仕事をやると、時間を忘れていつまでも仕事をしていたくなってしまうのですが…
長時間労働是正とはほど遠いですね!(笑)

逆に、やらなければならないけど、やりたくないことほど生産性が下がるものもありません!(苦笑)

究極ですが、すべての人がやりたい職務(適性もあって、望む職)についていればおのずと生産性が高まるのは間違いなさそうです。

組織のエンゲージメントを高めることが重要

チームとは?

マッチングだけではうまくいかないことがあります。

それは組織内、チーム内の人間関係が影響します。
同僚どうしが仲良しかどうかではなく、少なくとも業務上のコミュニケーションが円滑にとれるかどうかがとても重要です。

業務上のコミュニケーションの円滑化のためには従業員どうしの信頼関係が築かれているかどうかが重要です。
チームとしてのつながりを感じられるかどうかです。

いくら適性があって、やりたい仕事に各々がついていたとしても、自己完結できる仕事はまれです。

信頼関係ができている=心理的安全性でもありますよね。
Googleの社内実験で明らかになった生産性が高いチームの共通点は「心理的安全性」が高いチーム。
それは自分が自分らしくふるまっても大丈夫であるという状態のことを指します。

つまり「やりたい仕事」「適性もマッチしている」「自分が自分らしくいられる」チームであれば、個人としてもチームとしても最大限の相乗効果を発揮してハイパフォーマンスになるということです。

想像しただけですごそう。自律した個人からなるチームワークのとれた自律型組織ってこういうものなのかもしれません。

長時間労働是正はファーストピンに過ぎない

ボーリング

同じくHumanCapital2017のスペシャルトークセッションにて経済産業省の伊藤氏がスライドで示していた通り、長時間労働是正はボーリングでいえば、ファーストピンに過ぎないということを認識しなければなりません。

あくまで残業を減らすことは、多くの人にとって自分事にしやすく“わかりやすい”から最初のやり玉にあがっている(話題になっている)だけですね!

「働き方改革」が目的になってしまっているのです。
経産省の伊藤氏も何度もメッセージを放っていましたが、働き方改革は手段のひとつに過ぎず、本来の目的は「生産性向上」であるということです。

だから採用や異動・配属でマッチングをはかって適材適所を実現することや、時間・場所にとらわれず柔軟な働き方を実現することや、従業員のエンゲージメントを高めるための仕組みが求められています。

HR領域でこれまで以上にテクノロジーの活用が推奨され、注目されている理由です。

働く人、ひとりひとりが働き方改革の本来の目的をしっかりと意識することは当然ながら重要です。
しかしながら、経営者や推進部門が「働き方改革」で誤った舵取りを続けてしまうと、生産性向上なんて実現できません。

Be&Doはそんな課題に応えるべく、多様な人材がイキイキと自律的にはたらき、自律型組織がたくさん生まれるよう研究開発、サービス提供をおこなってまいります。

橋本 豊輝
楽しみながら課題を解決したり、成果をだす仕組みづくりがミッション。ゲーミフィケ―ションやソーシャルラーニングについて研究することがライフワーク。チームを強くする!がんばりを可視化するWEBアプリ「Habi*do」の企画・設計から開発プロジェクトに関わっています。

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橋本 豊輝
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