STAFF BLOG
10.232017
働き方改革・健康経営は管理することではない!~アニマルカフェの実態から感じた企業の在り方~
スタッフのゆきまるです。
この業界に転職してきて、もうすぐ10ケ月。
働き方という視点で、物事を捉えることになじんできた私の目に止まったとある記事。
簡単には死なない
動物は簡単には死なない――。
たとえひどい環境であっても、食べ物と水があれば、ある程度の期間、生きることができる。しかし、自由がなく、習性や欲求を満たすことのできなければ、動物は徐々に身体的・精神的にも追い込まれていく。
これって、今の日本のサラリーマンの実態?!
先日も、某テレビ局での過労死がニュースになり、相も変わらず情報社会をにぎわせていると同時に以前にもまして、
働き方改革や健康経営が目につくようになり、各企業担当者は、なにかしなければ!と、働き方改革の取り組みを検討している企業も多いと聞きます。
”でも何から取り組めばいい?”と、頭を悩ませている担当者も多いのも事実。
そんな企業担当者が、目を向けるべきヒントはここにあるように思います。
記事には、さらにこう書かれてました。
「動物は本能的に、体調が悪くてもそのような素振りは見せません。死んでいったフクロウたちもそうでした。
中には、急に止まり木から落ちて倒れるような形でそのまま死んでいった子もいましたが、倒れたときにはもう身体は固く冷たくなり始めていました。
本当にギリギリまで我慢していたんだと思います。死ぬ間際まで生きようとし、平常を取り繕っていたのです」
胸が締め付けられる光景。。
・異常に近い距離で並べられ、同じ空間でつなぎとめられている。小さなフクロウは常に危険を感じ続け、ストレスを与えられる。
・聴覚が優れているフクロウにとって、人の笑い声や話し声、シャッター音もストレスになる。
・”ふれあい”とう名の、人間が一方的に撫で回し、触られるストレス。
・24時間365日ずっとカフェに監禁され続けるストレス。
そして、フクロウは飛ぶこともできず、基本的に拘束されたまま、死ぬのを待っている状況。
日本のサラリーマンの結末

自由過ぎず、拘束されずが理想?
人間でいうとこうだろうか。
・上司の命令、クライアントの重圧に常にさらされる。そんな中で新人社員は肩身を狭くして緊張を強いられている。
・電話は鳴り響き、くだらない業務をやりたい業務はなかなか進まない。ちょっと静かに集中させてくれよ!
・飲み会という名の上司の自慢話、お前のためだから、とダメ出しされる強いストレス。
・24時間365日心から休める日がなく、デートもできず、友人と旅行にいくこともできず、家族サービスもできない。
そして・・・
一人の人間として向き合っていくことが大切
フクロウも人間も同じです。
フクロウらしい生活、人間らしい生活ができているのかどうか?
企業の経営層が考えるのは、まずここではなんじゃないか。この記事を読んでそう思わずにはいられませんでした。
死ぬ間際まで生きようとし、平常を取り繕っている社員が、まわりにいないかまずは見まわしてみてください。