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10.162017
VUCAの時代に求められる自律型組織~今、現場が強くなるべき!
以前、ASTD(現ATD)の報告会で話題にも出ていたVUCAという言葉。
変動性(Volatility)、不確実性(Uncertainty)、複雑性(Complexity)、曖昧性(Ambiguity)を指して、これは様々な世界情勢、ビジネス全体に起こっている状況です。
世はまさしく混迷の時代!
変化が激しいVUCA時代に社会課題解決と事業性の両輪で成功していくためには、これまでのように経営トップ個人によるカリスマ型の強力なリーダーシップだけでは太刀打ちできなくなっています。イノベーションを継続して生み出している多くの企業では、経営層や管理者だけではなく、全員がリーダーシップを発揮できる環境が整えられつつあります。
経営者や管理者は、かつてのように自らが前面に出るリーダーシップではなく、メンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮できる環境をつくるという側面でのリーダーシップ発揮が求められるようになっています。またメンバー一人ひとりは、フォロアーシップの発揮だけではなく、自らが権限によらないリーダーシップを発揮することが求められています。
ちょうどJMAMで、混迷の時代にこそ求められるリーダーシップに関するレポートがまとめられていました。
ここで触れられていたのは、強力なリーダーシップをトップがとることよりも、ひとりひとりが得意分野でリーダーシップを発揮する必要性。時と場合により、リーダーになったり、フォロワーになったり。(この話って、ホラクラシー型組織の話にも共通しますね)
自律型人材、自律型組織というものが求められる時代ですね。
トップダウンで、昔ながらの軍隊ばりの指示命令系統で動く組織では、機動性にかけるのかも。
ビジネスのスピードが早くなり、何が起こるかわからず、正解もわからない中では、現場の組織が自分たちで考え、その時々で得意な人がリーダーシップをとりながら動く。
とにかくスモールステップでいいので、動きながら軌道修正をしていく。
単純労働生産よりも知的生産性が求められているなかで、机上で考えてばかりで、体制が整うのを待っていては置いてけぼりになるような時代だと思います。
そんな機動性を自分たちのチームが持てているか。組織から権限移譲されているかどうか。
より現場の力が求められますね。