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最新の世界の人材・組織開発の潮流についてのお話を聞いて。

先日、「ATD2015 人材開発国際会議報告会」に参加してきました。アメリカはフロリダ、オーランドで開催された世界最大規模の人材開発に関する見本市であり、数々の発表やセッションや展示がある会議です。ATD INTERNATIONAL NETWORK JAPANが主催し、現地に行かれた方々による新鮮な生の情報を届けてくれる貴重なイベントです。

大変ありがたいイベントですし、将来現地に行ってみたいなと思ったりします。(英語を勉強しないとですね!笑)

ATD2015

それはともかく、盛りだくさんなテーマやお話の中で、私が個人的に「おっ!」と思ったポイントをピックアップしてみます。

  • ワークプレイスラーニングやソーシャルラーニングによる学びを重視する発表が増えた。
  • 1対1のメンタリングではなく、1対Nのメンタリングに注目。他者から学ぶことを重視。
  • ストーリーテリングの手法によって他者の経験を伝えて動機付けする。
  • リーダーシップはフォロワーシップである。
  • レーティング(比較)による評価はモチベーションを下げるだけ。評価のシステムをやめる会社増。
  • タレントマネジメントということが当たり前になった。
  • Happinessは生産性を上げる。
  • ITを人材育成に活用することは昨年よりさらに当たり前になった。
  • 科学的実証を織り込んだ学習法や人材育成法が多く見られた。
  • 人は論理ではなく感情で動くもの。だからいかに楽しませるかを重視。

こんなところが、なるほど!やっぱり!と個人的にうなったポイントでした。これはほんの一部なので、もっと知りたい方は来年以降で参加されると良いのではと思います。

これらは、私たちが言い続けていることの裏付けになることなんです。

ワークプレイスラーニング、ソーシャルラーニング

7:2:1の法則というものがあります。

7は実践や経験からの学び、2は他者からの学び、1は講義や研修での学びです。要は2の部分、他者からの学びをどのように促進していくのかというテーマです。職場で実践を通じて、さらには同僚や上司部下から学ぶワークプレイスラーニング、ソーシャルラーニング。ここをどのように促進していくのか、どのように職場に波及させていくのか。

私が思うに、やはり自然発生的にはなかなかうまくいかない。たまたま率先する人がいれば別かもしれない。ですが、人材育成でも健康経営でも「旗ふり役」の存在が必要です。↓下記に触れるフォロワーシップによるリーダーかもしれませんね。

現代のメンタリング

メンタリングについても1対1ではなく、対Nのグループによるメンタリングに主眼が移ってきています。ストーリーテリングの方法も、他者の事例や経験を共有して「疑似体験」させる方法です。これが動機付けには効果的だそう。

同じ立場、近い立場の人の経験のほうが参考になると私も感じます。教えてもらうよりも、仲間から学ぶ方がより主体的です。

リーダーシップとはフォロワーシップだ

引っ張るタイプ、背中を見せるタイプのリーダーよりも、メンバーを支援するタイプのリーダーが求められてきていることも興味深いです。指示や命令をしたり管理したりではなく、メンバーの力を引き出し活躍を支援する立場をとるフォロワーシップ型のリーダーです。(私たちの提供しているオンライン・コミュニケーションマネジメント講座を受けていただくと、この意味がよくわかると思います。)

比較による評価システムの終焉か?

レーティングによる評価が生産性を下げるという事例も多く、「評価システム」そのものがネガティブに捉えられるようになっていたそう。じゃあ人事評価はどうするんだという話はありますが、一律の定量評価では判断できない価値を見いだすことが必要になっているのかもと思います。そういった意味でも「タレントマネジメント」という考え方が、当たり前になってきていることにも関係しているのではないでしょうか。

同じ評価をするにも、その人個人ごとのプロセス、行動そのものを評価して加点する方法ならば話は変わって来るようにも感じます。

イキイキは生産性アップにつながる

Happinessが生産性に関連することは間違いないでしょう。これは私たちがウェルビネ(Well-being the nations)を通じて健康経営の必要性を言い続けていることにも関係します。健康経営の健康は、単なるヘルスじゃなくて、従業員がハッピーで生産的にイキイキと働ける状態を目指すことだと思います。ブラック企業の生産性が高いとはやっぱり思えないですよね。本当のホワイト企業は、従業員もイキイキとしているし、利益もあがっているものだと思います。

より科学的に感情に訴える?

またITの活用や科学的な実証を伴った人材育成方法も増えてきており、その傾向はますます強まると思います。しかもモバイル化も加速。それと、いかに楽しませるか。ゲーミフィケーションもその一種と言われていますが、本人たちがそれと意識せずに楽しみながら課題を解決していく仕掛けは、人材育成領域でも研究と実践が増えているようです。これも心理学や脳科学(あちらではニューロサイエンスとも)で実証されつつあるんでしょうね。

 

これはあくまで現地に行った方々の主観でお話くださった内容を、さらに私の主観でつづったものですが、だいたい潮流としてはあたっていると思います。

全体として、Teaching から Learningへ。

基調講演を現地でされてたスガタ・ミトラ教授の話もこれ。

自発的に学ぶ場づくり、きっかけづくり、環境づくり。そしてそれをつくる関与の仕方。

人と組織がイキイキするためには、楽しく働くことも、学んで成長を実感することも、健康的に働くこともすべて関係します。当社が果たすミッションはたくさんあるなと思っています。

ATDインターナショナルジャパンのWebサイトはこちら

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書いたひと

橋本 豊輝
橋本 豊輝
楽しみながら課題を解決したり、成果をだす仕組みづくりがライフワーク。人材育成型の目標達成支援ツール「Habi*do」の企画設計、マーケティング活動に従事しています。楽しみなくして得るものなし!

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  • 石見 一女
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