STAFF BLOG

対話が生まれるフラットな場が、組織を変える。~ダイアログ・イン・ザ・ダークの体験より~

スタッフ舞田です。突然ですが、完全な暗闇って体験されたことはありますか?

今、密かに注目を浴びている「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」という体験型ワークショップがあります。実は私も1年半ほど前に、ふらりと一人で体験しに行ってきました。最近は企業研修で導入されるケースも増え、トヨタや清水建設、東京海上日動、みずほ証券などここ数年で500以上の実績があるとか(詳細はこちらの記事をご参照ください。)。

どんな体験をするのかと言うと(以下、DIDのwebページより一部抜粋)、完全に光を遮断した空間の中へグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障害者)のサポートのもと、暗闇の中を探検し、様々なシーンを体験します。その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。

96029c1c51a96b7137cd0d6aea3671a2_s

実際に体験すると、普段いかに自分が、五感のうち視覚に頼っているかを思い知ると同時に、それ以外の4つの感覚(聴覚・触覚・味覚・嗅覚)が鋭敏に研ぎ澄まされる新鮮な驚きがありました。

そして、何も見えない世界で自由を奪われて不安に怯える私たち参加者とは対照的に、グループをサポートしてくれる視覚障害者の方が、ごくごく自然にその暗闇の中でイキイキと自由に動き回られる様子に、心揺さぶられるものがありました。

何より印象に残ったことは、初めてそこで出会い、たまたま同じグループになった人たちと、いとも簡単に心を通わせ、互いを思いやり、協力しながら歩みを進める、ということが、この暗闇ならできてしまったということです。

先ほど紹介した、こちらの記事内にある、主宰者である志村氏の言葉が印象的です。

人材の流動化や世代差によって、企業内におけるコミュニケーションや価値観の断絶が起こりやすくなっているのです。いわゆるコミュニケーションロスによる生産性の低下です。企業の上層部もこれらを認識しており、解消手段の一つがDIDなのでしょう。対話を促進することが、チームのパフォーマンスに影響することも注目されています。

対話をするためには、対等な立場であることが望ましいのですが、社会人になると、年齢、肩書き、お金の流れなどで関係性が決まってしまいます。そんな日常の中、DIDのように対等な立場を体験できる空間は貴重です。そして、そこから物事やコミュニケーションを考え直すきっかけにもつながる。だからこそ、多くの人が暗闇体験に感激して帰っていくのだと思いますね。

私たちが提供する「健康100日プロジェクト」の体験も、業務を通した仕事上の関係性とは異なり、「健康」というテーマを通してフラットな関係性が生まれる場になっているケースが多いようです。そんなフラットな対話の効果でしょうか、参加者の約7割が、職場のコミュニケーションの活性化を実感したとアンケートに回答されています。100日間を通して、職場の風土が大きく変わったという評価も少なくありません。

普段の組織の中でフラットな場を体験するのは容易ではないかもしれません。機会があればぜひ、完全な暗闇体験なさってみてください。不自由で豊かな世界がそこにはあります。

関連記事

書いたひと

舞田美和
舞田美和
Be&Doコンサルタント/パフォーマンスUPできる効果的なHabi*do活用をご提案・ご支援しています。人材サービス・教育研修の企画営業を経て、人事・採用、大学の新設・運営業務の後、現職。CDAキャリアカウンセラー・健康経営アドバイザー。

著者リスト

  • 石見 一女
  • 岡本 映一
  • 橋本 豊輝
  • 舞田美和
  • えりか
  • みさ
  • マーク
  • 雪丸由香
  • Zheng Li
  • 赤澤智貴
  • 持部 ミカ

最近の記事

ページ上部へ戻る