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一人ひとりが主体的に意思決定していける世の中に~新井宏征さん/スタイリッシュ・アイデア

スタイリッシュ・アイディア新井宏征さんTREE(Try・Refresh・Enjoy・Encourage)をテーマにしたインタビュー企画。今回は株式会社スタイリッシュ・アイデアの代表取締役社長 新井宏征さんにインタビュー。

設立から3年が経過したというスタイリッシュ・アイデアは、今、各方面で注目の集まる「シナリオプランニング」や「プロダクトマネジメント」などの手法を用いたイノベーション創出支援や組織変革事業を展開されています。“7世代先、2200年の善き未来を創り出す”ことをミッションとしてチャレンジを続けている新井さんに、スタッフ舞田がお話を伺いました。

株式会社スタイリッシュ・アイデアの代表取締役社長 新井宏征さん

新井 宏征Hiroyuki Arai

株式会社スタイリッシュ・アイデア 代表取締役社長。
東京外国語大学大学院修士課程修了、Saïd Business School Oxford Scenarios Programme修了。大学在学中よりi-mode向け英語学習アプリ開発に関わりITの世界に身を投じる。SAPジャパン㈱、㈱情報通信総合研究所を経て、2013年に同社を設立。R&Dから市場撤退までを見据え、長期的視点でアドバイスができるイノベーションコンサルタントとして活躍中。イノベーションに関する講演・書籍(翻訳含む)多数。産業技術大学院大学 非常勤講師、早稲田大学エクステンションセンター講師も務める。

Try:自分がやりたいことをやった結果として、いつの間にか仕事になっていた

―――Try 学生時代から事業を始めてこられた新井さんにとって、Try、チャレンジって、どんな風に捉えていますか?

実は、今の会社を立ち上げたときもそうですし、学生時代から始めた仕事についても、自分の中ではチャレンジっていう感覚はなかったんですよね。やりたいことをやってきたら、結果として、人からチャレンジに見えるようなことをやっていた、というのが正直な感覚なんです。

振り返ってみると、学生時代にもっと英語ができるようになりたいなと思って、じゃぁNHKのラジオ講座で勉強しようと。でも一人じゃ続かないからメールマガジンとかあるのかなと調べてみたら、なかったから自分で始めたんですよね。でも一方通行じゃ面白くないなと思ってメーリングリストにして、そこから派生する形で勉強会を立ち上げて。最初横浜でやっていたら東京でもやりたいとか、大阪でも、福岡でも、ということになり、そのうちラジオ講座の先生を講師に呼んでイベントを毎年開いたりして・・・という形で、自分がやりたいことを次々にやっていった結果として、いつの間にか仕事になっていったんです。この学生時代の経験が自分のベースにはあるように思っていて、これが自分のチャレンジの雛形かもしれません。

いろんな人が関わってくれることで、自分が考えていたものとは違うものができてくるのが面白いんです。

自分がやってみて面白いと思ったことを原型として提供すると、そこにいろんな人が関わってくれることで、自分が考えていたものとは違うものができてくるのが面白いんです。それは、今やっているシナリオプランナー養成講座も同じですね。僕が正解を持っているわけではなくて、僕が試行錯誤しながらやってきたものを提供して、いろんな人がそこから独自のやり方でどんどん発展させていってもらえれば面白いなと。

―――「養成講座」というと、自分の思う通りに育成したいという思いを持つ人もいると思うのですが、新井さんがむしろ、自分のやり方を手放すことを歓迎されているのはなぜですか?

根っこにあるのは、自分よりスゴイ人は世の中にたくさんいるなっていうのがあるんですよね。若いときには自分が一番になれないなら意味がないみたいな気持ちもあったんですけど(笑)、いろんな人と接点を持ってステージが上がっていくと、周りにいるスゴイ人達が力を発揮できる場を作る方が面白いなと思うようになりましたね。幸い、冒頭に話したとおり、新しいことを立ち上げるのは気負いなくできるタイプなので。

Refresh:自分がやりたいなと思ったものを立ち上げている瞬間

―――Refresh 寝る間を惜しむほどに、常に仕事に熱中されている印象がありますが…。リフレッシュ、イキイキされている瞬間、ってどんなときですか?

リフレッシュ…してるのかな?(笑)

やっぱり、自分がやりたいなと思ったものを立ち上げている瞬間というのが一番ワクワクしているかもしれませんね。そういう意味では、仕事をしている時間が一番イキイキしているし、そうやって自分がやりたいと思う、イキイキできる仕事をするために独立したというのはありますね。

Enjoy:一緒に面白がってくれる人との出会いがどんどん繋がる

―――Enjoy 今、一番楽しいなと思われているのはどんなことですか?

「人に出会う」っていうことが楽しいですね。それは実際に生身の人間だけじゃなくて、本やメディアを通して出会う人も含めてなんですけど。

昔は、今とは全然違う分野の仕事をしていたこともあって、周りの人に自分が「やりたい」と思っていることを話すと、「なんでそんなこと思うの?」って不思議がられたり、場合によっては否定されたりして、共感してくれる人があまりいなかったんです。

でも最近になって、共感してくれる人に次々出会ったり、自分が「やりたい」と思っていることを既に取り組んでいる人に出会ったりすることがどんどん増えてきて。周りに理解されなくても、「やりたい」っていうことを言い続けて、諦めずに貫いてきて良かったなと。今、一緒に面白がってくれる人との出会いがどんどん繋がっていっているのが楽しいですね。

Encourage:自分の中に「なぜこの仕事をやってるのか?」の軸を持つ

何を価値観として大事にしている人間なのか?っていうことが、チームビルディングにも、チームの成果にも直結していくような気がしますね。

―――Encourage 新井さんは、チームや組織について、どんな思いを持たれていますか?

シナリオプランニングをやっている意図でもあるんですけど、先を見るというか、言い方を変えると、自分が「なぜこれをやっているのか」という軸を考えるってすごく大切だと思うんですよね。これは、個人だけじゃなくてチームとか組織でも同じだと思います。

世の中には「こうすれば○○できる」っていうようなハウツーとか、「これをやっておけば潰しが効く」みたいな情報もいっぱいありますが、安易にハウツーみたいなものに頼っていると、何が起こるかわからない変化の多い今の世の中では対応できないことも多くなっていくと思うんですよね。

もっと本質的に、自分の中に「なぜこの仕事をやってるのか?」とか「この仕事をやっている先は何に繋がっているのか?」みたいな軸があると、目の前に何か大変なことがやってきても乗り越えやすいと思うし、ぶれないでいられる。

でもそれって正解があるわけではない。だから、いつも頭のどこかに問いを持っておくことが重要なんじゃないかなと、そんな風に思います。

これからの組織・チームって、プロジェクト毎に機動的に作られていくことも多くなっていくと思うし、働き方も多様になってきているので、個人として仕事にどういう意識で取り組むかっていうのは、さらに重要になっていくと思いますね。持っている資格とかスキルより、何を価値観として大事にしている人間なのか?っていうことが、チームビルディングにも、チームの成果にも直結していくような気がしますね。

自分の頭で考え、一人ひとりが主体的に意思決定していけるような世の中にしたい

―――最後に。スタイリッシュ・アイディアとして、これからどんなことを目指していかれたいと思われていますか?

ちょうど昨日、ある人に「新井さんは、シナリオプランニングで何を実現したいんですか?」って聞かれたんですけど、「先を見るという手法を通して、みんなが自分の頭で考え、一人ひとりが主体的に意思決定していけるような世の中にしたい」って思ています。個人や組織が主体的な意思決定ができるようになることで、”2200年の善き未来”は創られていくと思うんですよね。

インタビューを終えて

実は、10年来の友人でもある新井さん。出会った当初から、静かな語り口の奥に、揺るがない強いものを持っている人だという認識を持っていましたが、こうやって改めて、彼の展開している事業やその背景にある想いを聞くのは初めての機会でした。

落ち着いた物腰から“個”の印象のある新井さんですが(私の勝手な印象?)、自分がいいなと思うものをみんなでできると面白い、みんなが違う形にしていってくれたらもっと面白い、そんな、人を巻き込んでいく求心力にも彼の強みがあるのだな、と新鮮な発見がありました。今後のさらなる活躍を応援しています!ありがとうございました。

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書いたひと

舞田美和
舞田美和
Be&Doプランナー/ ”ひとり一人の凸凹を活かし、チームでチカラを最大化できる仕掛け”をご提案しています。人材サービス・教育研修の企画営業を経て、人事・採用、大学の新設・運営業務の後、現職。CDAキャリアカウンセラー・健康経営アドバイザー。

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