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チームスポーツ「野球」に見る自己効力感の高め方~イチロー選手の偉業達成から考える

スタッフ橋本です。8月9日は「やきゅう(89)の日」ということで、野球を切り口にブログを書いてみます。

野球といえば、ちょうどイチロー選手がメジャー通算3000本安打を達成したばかりで感動を呼んだばかりです。甲子園球場で夏の高校野球全国大会も始まりました。

野球少年

私自身は野球部出身というわけではなく、中高生時代はソフトテニス部に主に所属していましたが、大学時代から合わせると十数年にわたりいち野球ファンとして“草野球”をそれなりにやってきました(おそらく通算200試合くらい!)。そういった意味では、半ば素人目線が混じるということを前提に置きつつ...。振り返ってみると、そこには行動変容につながる考え方がたくさん散りばめられているのです。

達成体験の積み重ねが成長を促す、もっと楽しくする!

試合や練習の中での1つ1つのプレーで、うまくいった時の喜びはひとしおです。私はホームランを打ったことはありませんが、ヒットを放った瞬間の気持ちよさといったら。それが打点につながるようなタイムリーヒットだったりすれば、その感覚は蜜の味、またこの快感を味わいたい!と、もっと野球をしたくなるのです。

ホームランやヒットに限りません。送りバントが成功したとき、盗塁が成功したとき、守備で手堅くアウトをとったとき、ファインプレーができたとき、三振をとったとき、0点に抑えたとき。達成体験を積むチャンスがいっぱいあるんです。

もちろんうまくいかないときだってたくさんあります。イチロー選手だって、今回メジャー通算3000本安打達成ですが、6000回以上の悔しい思いもしているはずです。それでも2年前のブログ記事でも書いていますが、「ちいさいことを重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道 byイチロー」なんですよね。

監督やコーチなら、選手に小さな達成体験をいかに積ませるか。ビジネス現場ならマネージャーが仕事で小さな達成体験をいかに積ませるか。

「達成体験」は、自己効力感(SelfEfficacy)を高めます。

達成体験をその瞬間だけにしない~積み重ねを実感させるセルフモニタリング

野球では試合でスコアブックをつけたりしますよね。そのデータを成績表などにすることもあると思います。野球はけっこう細かくデータをつけやすい競技だと思います。学生時代、事細かにデータをつけていました。そうすると、各自が自分の成績アップに一生懸命になるんですね。

打率を上げたい!盗塁数を増やしたい!四球を選んだら出塁率が上がるかな?今年は10打点もできた!などなど。

行動変容プログラムの代表的なもの「セルフモニタリング法」そのものだなと思うわけです。データをつけてメンバーに公開していると、自発的にみんな頑張るんですね!バッティングセンターで一生懸命に打撃練習をするメンバーもいましたし、何より試合に参加したくて、出席率があがる効果もあった。(草野球は出席率向上命)

代理体験が自発的な行動をさらに促す

野球はチームプレーです。各自がそれぞれのポジションにつき守備をします。攻撃は打線といわれるように、一人ひとりが線でつながることで得点ができます。つまりは1人ではできないスポーツです。

「野球」という共通のテーマのもと、お互いに切磋琢磨をしながら技術を磨き、試合に臨む。まさしくこれは行動変容プログラムでいうところの「ピア・ラーニング法」なんですよね。

盗塁!スライディング!

練習でも、試合でもそうですが、他の仲間のプレーを見て、「あの人にできるなら自分にもできる!」「あの人も頑張っているから自分も頑張る!」というように、自然と「やる気」が出る。さきほど触れたように、データでモニタリングしていくと、「あのひとの成績に追いつきたい!」「自分にもこれくらいはできる!」となるのも、そうですね。

こういった要素は「代理体験」といいますが、これも自己効力感を高めるものなんです。

言語的説得がさらに自信につながる

さて、実際に練習したり試合に臨んだりするとき。みんな掛け声をかけます。応援をしたり、励ましたり、賞賛をしたり。

バッターボックスに向かう打者に対して「○○さんなら打てるよ!」「期待しているよ!」と声をかけたりしますよね?

また、チャンスに打席に立つと、少なからず緊張するもの。「大丈夫、自分ならできる!」と自己暗示じゃないですが、自分で自分に励ましの言葉を頭の中で言ったりすることもあるのではないでしょうか。

そして実際にタイムリーヒットを打ったり、ホームランを打ったり、守備でもファインプレーをしたりすれば、チームメンバーから最大の賛辞が贈られたりします。

言ってもらえる相手が監督だったり目上の人だったりすると、やはりうれしい。

私の場合は草野球でしたので、やはり上手い人(野球経験者の人たち)に褒めてもらえたりすると、うれしいものでした。あと、女子マネージャーから声援を受けるともう...そりゃうれしいですよね(笑)なんて。

これらも間違いなく行動につながる自信になります。これも「言語的説得」といって、自己効力感を高めるものです。

ドキドキ体験が次につながる~生理的情緒的高揚!

チャンスに打席につくドキドキ。ピンチだけど、アウトをとれば勝利になるしびれる場面。ヒットを打ってベース上でガッツポーズをする瞬間。何とも言えないドキドキ感、わくわく感に包まれる瞬間があります。

実はこれも自己効力感を高める「生理的情緒的高揚」と言います。

ただ、こういった感覚は一瞬のものなので、長続きはしないのですが、その瞬間には「自分はできるんだ!」と高ぶっている状態と言えます。広くいえば、最初の達成体験につながっているのかもしれません。

行動変容はひとりよりも「チーム」でやることで効果大

イチロー選手がメジャー通算3000本安打後の会見でこのように言っていたそう。

会見したイチローは「達成した瞬間、あんなにチームメイトが喜んでくれて…」と仲間に感謝。「僕が何かすることによって、僕以外の人が喜んでくれることが、今の僕にとって何より大切なことだと再確認した」と語った。ーデイリースポーツより

イチロー選手って、日々のルーチン、習慣の積み重ねもそうですし、試合にのぞむ姿勢も素晴らしいですし、ものすごい尊敬できる方です。そんな彼も、仲間がいることの重要性を語っています。

日米通算での世界最多安打のときもそうでしたし、何か記録を達成するときはたいがいそうですが、彼自身が感動して感極まるときに共通するのって、応援してくれるファンだったり、支えてくれる家族であったり、このようにチームメイトが喜んでくれたり、という周囲の人への感謝されるときだなと感じます。

チームで喜び合う

ビジネス現場でもそうではないでしょうか。今、当社もちょうど「9人」なんですね!野球と一緒です(笑)私自身、メンバーに感謝することだらけです。

この夏は甲子園球場にも足を運んで、一生懸命な高校球児たちを見てパワーをもらってこようかな。

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書いたひと

橋本 豊輝
橋本 豊輝
楽しみながら課題を解決したり、成果をだす仕組みづくりがライフワーク。人材育成型の目標達成支援ツール「Habi*do」の企画設計、マーケティング活動に従事しています。楽しみなくして得るものなし!

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