STAFF BLOG
8.262014
健康増進の旗振り役としてのワークプレイス・ウェルネス・リーダーという存在。
職場や地域に「ウェルネスガイド」という存在をつくっていく取り組みを行います。ウェルネスガイドとは、職場や地域の健康のアンバサダー(大使)であり、オンライン・オフラインを問わず周囲の健康活動を応援し、楽しく盛り上げる役目です。健康の習慣化には、見守り、応援し、励ます存在が重要です。楽しく活動を継続するための推進役がいることで健康意識・行動が定着するのです。
ウェルネスガイドの育成は、当社の大きなミッションの一つと捉えています。
ところで、米国で生まれた概念にユニークで素晴らしいものがあります。それは「ワークプレイス・ウェルネス・リーダー」です。以前、スポルツの大川さんが書かれたブログ記事で拝見して、まさしく当社が実現したいことに近いと思いました。
少し引用します。
会社単位でみんな健康になろうよ!というイメージだ。この文脈の中でアメリカで生まれた概念にユニークなポジションがありとても好ましく思っているものが「ワークプレイス・ウェルネス・リーダー」という役割だ。職場単位での健康向上を推進するリーダーという意味付けになるのだと思います。社員側にこういったリーダーがいて専門家と相談しながら健康向上を一緒に進めていくスタイルは本来あるべきコーポレイト・ウェルネスの姿だと思う。引用元:健康ビジネスプロジェクトの現場から!
決して推進者自身が健康領域の専門家である必要はなく、「みんな健康的になろう!」という盛り上げ役リーダーです。
職場における「みんなで楽しく飲もう!」の宴会部長ではないですよ!(これはこれで重要なポジション!)
社内外の専門家や事業者と良い協力関係を築きながら、健康的な職場を実現していくのです。
また直近のハーバードビジネスレビューに掲載されていた論文にもこうありました。職場で実施され成果の上がる健康プログラムに共通しているポイントの一つとして取り上げられていたものです。
健康増進の旗振り役:
旗振り役は自発的に地域の健康イベントを企画、広報するほか、職場の人々を励まし、啓発し、相談に乗る。われわれが調査した組織のなかで模範的なのは、7万人超の従業員とおよそ350の店舗や私設を擁するスーパーマーケット・チェーン、H-E-Bである。組織別に500人以上、地域別では9人の旗振り役がいて、会社と月次の電話会議を行うほか、ウェブ上でセミナーを開いたり、健康増進関連の情報を提供したりしている。引用元:健康増進プログラムの知られざる投資効果 September 2014 Diamond Harvard Business Review
これはまさしくワークプレイス・ウェルネス・リーダーであり、ウェルネスガイドのような存在ではないでしょうか。職場全体では難しくても、小集団単位でそういったリーダーがいても効果的に思います。
実際にこれまで健康100日プロジェクト等で関わってきた件を振り返ると、やはり想いを持っていたり、ミッションを持っていたりする強力な推進者がいらっしゃるケースは、より大きな成果につながっていると思います。
職場に、地域に、健康的でイキイキとした人々を増やしたい。そんな想いを同じくする仲間もまた増やしたいですね。