一昨日、東レ経営研究所様が開催された特別講演会に参加し、
WBC侍ジャパンでヘッドコーチを務められた
白井一幸さんのお話を拝聴する機会がありました。
笑いに溢れ、80分があっという間でした。
チームビルディングの柱として、挙げられたのが次の3つです。
①全員が同じゴールを共有し、同じ熱量で目指す
②役割と責任を全員が全うする
③ゴールに焦点を当ててメンバーに関わり続ける
3つの中で、スポーツの世界で”比較的”実現しやすく、
ビジネスの世界でなかなか難しいのが①ではないかと思います。
“比較的”としたのは、
「侍ジャパンは今まで関わった中でゴールの共有が
最も簡単な組織だった。一方でファイターズで同じことが出来るかと
言うと2軍の選手までそこまで持っていくのは相当に難しい」
という趣旨のことを白井さんが仰ったからです。
会社組織を思い浮かべれば、なおのこと難しいのは明白です。
多様な価値観を持つ人材が集まり成果を出していかなければ
ならない現代の会社組織において出来ることは、
個人それぞれが目指したいゴールを描き、対話を通して、
組織のミッションとの間に接点やつながりを見つけること。
そして、貢献の動機・パワーに変えていくことではないでしょうか。
結局は熱い想いでゴールを語るのみならず、
対話という手段でゴールの共有ができるリーダーが
成果を出す強いチームを作っていくのだと改めて感じました。
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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