「個」に寄り添うAIメンターが、従業員体験(EX)を革新する〜 AIキャリア相談室HEROMeが拓く、自律的な組織づくり〜

HEROMeの利活用例

  • HOME
  • ブログ
  • HEROMeの利活用例
  • 「個」に寄り添うAIメンターが、従業員体験(EX)を革新する〜 AIキャリア相談室HEROMeが拓く、自律的な組織づくり〜

Employee Experience(EX:従業員体験)」の向上。
今や、このテーマに取り組むことは、人事戦略の中核となっています。

Employee Experience(EX)とは、従業員が入社から退職までの一連の過程で企業で得るすべての経験や感情(従業員体験)を意味する

労働力人口が減少し、優秀な人材の確保・定着が経営の最優先課題となる中、このEXをいかに向上させるかが、企業の持続的成長の鍵を握っています。
良い従業員体験は、従業員のエンゲージメントを高め、それが生産性の向上や、ひいては顧客体験(CX)の向上にもつながると期待されています。

しかし、人事の現場からは、こんな悩みも聞こえてきます

  • 「EX向上のために、オフィス環境の改善や福利厚生の充実、公平な評価制度の構築など、”環境整備”は一通りやってみた」
  • 「研修制度を充実させ  、上司との1on1ミーティングも制度化した 「それなのに、従業員のエンゲージメント調査の数値が今ひとつ上がらない  」
  • 「特に若手や中堅層の離職が、なかなか減らない 」
  • 「1on1を実施しても、上司の負担が増えるばかりで 、従業員の本音を引き出せているか疑問だ…」

もし、こうした「施策は打っているのに、効果が出ていない」という停滞感をお持ちだとしたら。 その原因は、「画一的な施策」ではケアしきれない、従業員一人ひとりの「内面」にあるのかもしれません。

それは、EXには「制度」や「環境」といったハード面だけでなく、従業員が日々感じる「やりがい」「人間関係のストレス」「将来のキャリアへの不安」といった”内面的な体験”が影響しているからかもしれません  。
そして、この”内面的な体験”は、非常にデリケートで個人差が大きいため、従来の画一的な人事施策だけではケアしきれない領域でした。

今回ご紹介するAIキャリア相談室「HEROMe(ヒロミー)」は、まさにこの「従業員一人ひとりの内面」に寄り添い、EX向上を強力に後押しするソリューションです。

EX向上の鍵は「個の内面」へのアプローチ

「制度」や「環境」といったハード面の整備は、従業員の不満要因を取り除く「マイナスをゼロにする」アプローチとしては非常に重要です。
しかし、従業員が前向きな意欲を持って働く「ゼロをプラスにする」体験価値は、上司との関係性、同僚からの承認、仕事を通じた成長実感など、よりパーソナルで内面的な要素から生まれます。

  • 「こんなことを上司に相談したら、評価が下がるかもしれない…」
  • 「今の業務にモヤモヤするけど、キャリア相談室に予約してまで話すことだろうか…」
  • 「新しい環境(配属・昇進)で、うまくやれるか不安だ…」

こうした「人には言えない本音」や「日々の小さな不安」の積み重ねが、従業員の内面的なEXを静かに蝕んでいきます。しかし、人事や上司が全従業員の「内面」を24時間365日ケアするのは、物理的に不可能です。

そこで、「AIキャリア相談室 HEROMe」です。
「HERO Me」は、従業員がいつでも、どこでも、PCやスマートフォンから相談できる「AIメンター」です 。

単なるお悩み相談チャットと一線を画すのは、その対話が「心理的資本(Psychological Capital)」という学術理論にもとづいて設計されている点です 。(※心理的資本:人が目標達成に向けて前向きに行動するための「心のエンジン」。Hope(希望)、Efficacy(自信)、Resilience(再起力)、Optimism(楽観力)の4要素(HERO)から成ります )

HERO Meは、従業員が抱えるモヤモヤや悩みをただ聞くだけでなく、対話を通じて従業員自身の「内省」を促し、「自分はどうしたいのか」「次の一歩として何ができそうか」を自分で気づき、前向きに行動できるよう支援します この「AIによる内省と行動促進の支援」こそが、従来のEX施策では手の届かなかった「個の内面」にアプローチし、従業員自らがEXを高めていく力(=キャリア自律)を育む鍵となります 。

【シーン別】 HEROMeが創り出す、新しい従業員体験(EX)

HEROMeは、入社から日々の業務、そしてキャリアの節目まで、あらゆるシーンで「個」に寄り添うインフラとして機能します。

⚫︎シーン1:オンボーディング期(新入社員・中途入社者)

【よくある課題】
「新しい環境に馴染めるか不安」「こんな初歩的なことを質問していいか分からない」といった孤独感や遠慮が、早期の立ち上がりを阻害する。

【HEROMeの活用】
「いつでも・何でも話せるAIメンター」として紹介。業務の小さな疑問、人間関係のちょっとした戸惑い、日々の不安などを、まずはHEROMeに壁打ちしてもらう。

【期待されるEXの変化】 「誰にも聞けない」という孤独な体験から、「いつでも安全に相談できる場がある」という心理的安全性の高い体験へと変化。これにより、早期の心理的安定と組織への定着を強力にサポートします。

⚫︎シーン2:トランジション期(異動・昇進時)

【よくある課題】
「新任管理職」になったタイミング。部下のマネジメント、プレイング業務との両立など、これまでと異なる責任とプレッシャーに直面する。

【HEROMeの活用】
「部下との1on1がうまくいかない」「どう指導すればいいか分からない」といったマネジメントの悩みをAIに相談。HEROMeとの対話で思考を整理し、自分なりのマネジメントの軸を見つける内省をサポート 。

【期待されるEXの変化】
環境変化の不安を一人で抱え込む体験から、AIメンターとの対話を通じて課題を客観視し、乗り越える力を得る体験へと変化。これは管理職自身のレジリエンス向上にもつながります。

⚫︎シーン3:日々の業務期(1on1の補完)

【よくある課題】 「上司との相性が…」「評価に不満がある」といった、上司本人には直接言えないモヤモヤ。これらが蓄積し、エンゲージメントや生産性を低下させる。

【HEROMeの活用】
1on1で上司に伝えるほどではない、あるいは伝えにくい「本音」や「愚痴」を、HEROMeに吐き出してもらう。AIが感情を受け止めつつ、「では、どうなったら理想的か?」と内省を促し、思考を整理する。

【期待されるEXの変化】 ネガティブな感情を溜め込むだけの体験から、AIとの対話を通じて「セルフケア(自己認識・感情整理)」ができる体験へと変わります。 これは管理職にとってもメリットが大きく、1on1の場が「部下のガス抜き」に終始するのではなく、「整理された課題について、前向きな対策を話し合う場」へと質的に向上することが期待できます 。

「AI」と「人」のハイブリッド体制で、EXを組織の力に

「とはいえ、AIに任せきりで大丈夫?」 もちろん、そんなことはありません。HEROMeが目指すのは、「AIと人(人事・上司)のハイブリッド支援」です 。
AIには、24時間365日、評価を気にせず本音を話せる「手軽さ」と「安全性」があります。 一方で「人」には、具体的な社内事情を踏まえた対応や、温かみのある共感、最終的な意思決定のサポートという、AIにはない価値があります。HEROMeには、この両者をシームレスにつなぐ「相談窓口機能(リファー機能)」がオプション搭載されています 。

例えば、AIとの対話の中で、メンタル不調の兆しが強い悩み、果たす面となどの深刻な問題が示唆された場合、あるいは従業員が「人に相談したい」と希望した場合など、HERO Meが「人事部のキャリア相談室」「産業医面談の利用方法」など貴社が予め設定した窓口をチャット上で案内します。

組織(人事)にとっては、これまで表面化しづらかった「個」のSOSをAIが早期にキャッチし、深刻化する前に”人”のサポートにつなげることができる、強力なセーフティネットを構築できるのです。

「個」への寄り添いが、自律的な組織を創る

HEROMeの導入がもたらす変化は、単なる「EX向上」に留まりません。

従業員(個人)の変化:

  • 「いつでも相談できる」という心理的安全性が高まる。
  • AIとの対話を通じて「自分の感情や課題を言語化する力(内省力)」が養われる。
  • 心理的資本(HERO)が高まり、困難を乗り越え、自ら成長しようとする「キャリア自律」の意識が芽生える 。

組織(会社)の変化:

  • 「個」に寄り添う姿勢が伝わり、エンゲージメントが向上する。
  • 日々の不満が深刻化する前にケアされ、ネガティブな離職が防止される 。
  • 従業員が自ら考え行動する「自律型人材」が増えることで、組織全体の生産性や変革力が向上する。

EX向上施策として「個」に寄り添うインフラを整備することが、結果として、従業員一人ひとりが自律的にキャリアを拓き、成長し続ける「自律的な組織づくり」へとつながっていくのです。

「個」に寄り添うEX向上へ、はじめの一歩を

従業員体験(EX)の向上は、「制度」や「環境」を整えるフェーズから、いかに「個の内面」に寄り添い、その自律的な成長を支援できるか、というフェーズへと移っています。
AIキャリア相談室「HEROMe」は、テクノロジーの力で「いつでも、誰でも、本音で相談できる」という、これまでにない従業員体験を提供します。

「AIにメンターが務まるのか?」 「うちの従業員は使ってくれるだろうか?」

そう思われる人事担当者様もいらっしゃるかもしれません。 ご安心ください。
まずは
特定の部門や階層(新入社員や管理職層など)でのトライアル導入から、その効果を実感いただくことも可能です。

「個」に寄り添うEX向上施策は、もはや理想論ではなく、AIの力を借りることで現実的に取り組める時代になりました。 貴社のEX向上施策を、そして組織の未来を、AIメンターと共に革新しませんか。

AIメンターがどのように従業員の内面に寄り添い、前向きな行動を引き出すのか。 ぜひ、実際のデモ画面でご体感ください。

詳しい資料のご請求、デモのご相談・資料請求はこちらから

HEROMe(ヒロミー)の導入について、詳しく知りたい方はお気軽にお問い合わせください。

関連記事一覧