「辞めたい」を「活躍したい」に変える:AIキャリア相談室HEROMeで実現する若手の心理的定着術
人的資本経営が叫ばれる今、社員一人ひとりが活き活きと働き、会社に定着し活躍することが企業の成長に不可欠となっています。
しかし、「社員の活躍促進」という目標を掲げても、特に若手の「定着と活躍」に関する課題は、多くの企業の人事担当者様が直面する大きな壁ではないでしょうか。
なぜ、「採用しても、すぐに離職してしまう」が解決しないのか?
高い期待を込めて採用した若手社員が、数年で職場を去ってしまう。このような早期離職は、企業にとって採用・育成コストの損失だけでなく、組織全体の士気にも関わる深刻な問題です。
若手社員が離職する理由の上位には、「仕事が自分に合わない」「職場の人間関係」「職場環境」といった、仕事やキャリアに関する「モヤモヤ」が潜んでいます。

人事の皆さまが抱える、若手育成・定着の「よくある課題」
- 「相談しづらい孤独感」:本音の悩みやモヤモヤを誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまう社員が多い。
- 「メンター不足」:若手の数に対して適切なメンター役を社内で見つけられない、あるいは、管理職のマネジメント負担が増大している。
- 「育成の属人化」:メンターのスキルや経験に差異があり、一貫性のあるサポートが難しい。
こうした不安が離職の大きな引き金になります。
社員のモヤモヤや孤独感を解消し、「自分はここで活躍できる」という自信を持たせることが、若手社員の定着と活躍を促進する鍵となります。
解決の鍵は「AIキャリア相談室 HERO Me」
この課題に対し、弊社が提供する対話型AIキャリア相談室「HERO Me(ヒロミー)」が、従業員一人ひとりのメンター役のように、いつでも相談できる存在となり、若手のキャリア自律と心理的資本(HERO)を側面から支援することで、個々の力を最大限に引き出します。
心理的資本(HERO)とは?
心理的資本とは、人のパフォーマンスや成長に影響を与える、開発可能な心の状態です。その構成要素の頭文字をとって「HERO」と呼ばれます。
HERO Meは、この心理的資本を高める対話法・思考法である「ガイディング」の理論に基づいて開発されています。
| 要素 | 意味(高まることで得られる力) |
| Hope(希望) | 目標達成の方法を見出し、前向きな行動の意志を持つ力 |
| Efficacy(自己効力感) | 「自分はできる」と信じ、困難な目標にも挑戦する自信と信頼の力 |
| Resilience(レジリエンス) | 逆境や失敗から立ち直り、乗り越えて成長する力 |
| Optimism(楽観性) | 物事を肯定的に捉え、ネガティブな感情に囚われない柔軟な思考を持つ力 |
このHEROを高める思考法に基づき対話を進めることで、相談者は「自分がどうしたいのか」を明らかにし、「不安を解消」し、「目標を具体化」できます。
HERO Meの活用による「若手の定着と活躍」促進の具体策
HERO Meは、従来のキャリア支援の課題を解決し、若手の自律的な成長をサポートする具体的な打ち手となります。
1. 「心理的資本診断®」を起点としたセルフマネジメントと対話機会の創出
若手社員が抱える「自信がない」「将来への不安」といった漠然とした悩みを可視化する「心理的資本診断®」機能が付属します。
- セルフチェック:31の質問に答えるだけで、自身の心理的資本の状態(HEROの4要素)を客観的に認識できます。
- 行動のヒント:診断結果には、心理的資本を高めるためのおすすめの習慣・タスクが提示されます。
- 面談の質の向上:上司・部下間の1on1面談の際に診断結果を参考にすることで、より効果的な対話が可能となり、マネジメントの負担軽減にもつながります。心理的資本診断は、定期的に相談のきっかけをつくる「口実」としても機能します。
2. 本音を吐露できる「心理的安全性の高い相談窓口」として
社員が最も相談しづらい「人間関係のモヤモヤ」や「評価への不満」といった本音の悩みこそ、若手が抱え込みやすい離職のトリガーです。
- 匿名性と安心感:AI相手だからこそ、「言いづらい悩み」「ちょっとした悩み」も気兼ねなく相談できます。個別の相談内容は管理者に一切共有されないため、本音を吐露できます。
- 24時間365日対応:いつでも、どこからでも相談可能。「今すぐ相談したい」という切実なニーズに対応し、悩みを抱え込ませません。
3. 前向きな「行動変容」を促す伴走役として
HERO Meとの対話は、単なる愚痴の聞き役で終わらず、行動変容につながります。
- 思考整理のサポート:対話を通じて、課題やモヤモヤを客観的に整理し、次に取るべき具体的なアクションプランを見出すことを助けます。
- 自律的な成長:相談者が納得感をもって無理なく進める「小さな一歩」を見つけることを大切にしており、これが自己成長のための思考訓練にもなります。
若手社員は、HERO Meに「将来への不安」や「仕事と介護の両立」、「仕事の進め方のモヤモヤ」など、多岐にわたるテーマで相談することができます。
得られる効果:個人の変化と組織のメリット
HERO Meの導入は、若手社員の定着と活躍の促進に直結し、組織全体に以下のポジティブな変化をもたらします。
個人の変化(若手社員)
- 自信の回復と前向きな行動:相談を通じて自己効力感や楽観性が高まり、落ち込みから立ち直る力(レジリエンス)を身につけ、前向きな行動を起こせるようになります。
- モヤモヤの解消:「誰に相談していいかわからない」悩みを解決し、現在の職場でできることに気づき、孤独感が解消されます。
組織側のメリット(人事・会社)
- 離職の防止:若手社員の心理的資本を向上させ、モヤモヤや孤独感を解消することで、ネガティブな離脱・離職を防ぎます。
- 人材育成の負担軽減:メンター役のAIが対応することで、管理職のマネジメント負担や、人材育成の工数が増えることを軽減します。
- エンゲージメント向上:従業員のモチベーションやワークエンゲージメントが向上し、結果としてパフォーマンスの向上につながります。
- 組織状態の把握:個人を特定しない統計データとして、月ごとの相談人数やテーマ別の相談内容の推移をレポートで確認でき、組織の潜在的な課題を定量的に把握できます。
ご担当者の皆さまへ

若手社員の定着と活躍は、「自律型人材への成長」をサポートすることから始まります。HERO Meは、その成長を促すための「心のエネルギー源(心理的資本)」を育む、科学的根拠に基づいたキャリア支援ツールです。
まずは「心理的資本診断®」をフックに、社員のセルフマネジメントを促すスモールスタートから取り組んでみませんか?
HERO Meは、「精神的不調には至らないものの、モヤモヤを抱えている人」を主な対象としており、一次予防(未然に防ぐ)の具体的な取り組みとして活用可能です。若手の「心のセーフティネット」として、人的資本経営を力強く推進する一助となります。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ一度、HERO Meの具体的な機能や導入プランについて、お気軽にお問い合わせください。デモのご希望も承っております。
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