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残業厳禁を1年間続けた結果…「他人の仕事を手伝わなくなった」←これって、働き方改革なの?

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「働き方改革」が目指す本来の姿

スタッフ舞田です。

少し前のものですが、”残業厳禁を1年間続けた結果、「他人の仕事を手伝わなくなった」” という、なかなかショッキングな記事を見つけました(こちらが元記事です)。

これは、はてな匿名ダイアリーで、残業が禁止になった職場に属するとする人物が、1年経った状況を匿名で投稿されたもの。このユーザーの職場では、「サービス残業・休日出勤・持ち帰り残業も厳禁」というルールが1年前から導入されて、職場に次の3つの変化があったとのこと。

  1. 「余計な仕事」をしなくなる、命令できなくなる・・・「余計な時間の仕事は全て悪なのだから、時間のかからないように仕事をしなければいけないし、そのように命令しなければいけない」
  2. ボトムアップからトップダウンになる・・・「採用されるか分からんのに『こうした企画はどうですか?』という作業は全て無駄になる」「上司から命令される仕事だけで手いっぱいである。だから、必然的に仕事はボトムアップからトップダウンとなる」
  3. 会議・ミーティングが減る・・・「会議は一番時間の無駄なので、削減される。このためますます合意形成という形ではなく、上意下達方式になる」

なにより、一番ショッキングなのはこの告白。

「この1年を通じて勤労意欲は激減した」「他人の仕事を進んで手伝う事もしなくなったし、突発的な仕事や他人から頼まれる仕事を憎むようになった」「新しい仕事の企画も考えるだけ無駄なので考えなくなった。」

ここ最近の、「働き方改革」=残業を減らせ、という風潮にモヤモヤしていた私は、「やっぱり・・・」という残念な納得感を感じてしまったのですが、皆さんはいかがでしょうか?

私たちが推進しようとしている「働き方改革」って、こういうことを目指しているんじゃないですよね???

ストレスを緩和するために鍵となる要因

実は私、昨年から始まった「ストレスチェック制度」でも、同様の違和感を感じています。

ストレスの元凶として、同じく長時間労働がやり玉にあがり、残業を減らすための施策が検討されることが少なくないとお聞きします。もちろん長時間労働によって心身は相応に負担を強いられますから、これを削減しようということは悪いことではありません。
でも、残業を削減することが目的化した途端、上記のような「他の人の仕事や新しい仕事には無関心になり、ひたすら自分の仕事をこなすことだけに注力する、勤労意欲の低い従業員」を増やすかもしれない、という危険性をはらんでいるということ。

ストレスを緩和するために鍵となる要因は何だかご存知ですか?

ストレスチェックの質問項目にも含まれているので理解されている方も多いと思いますが、「上司や同僚の理解や援助が得られるかどうか?」という、人間関係やコミュニケーションの部分なんです。多少ハードな業務があったとしても、「頑張りを見てもらえている、何かあれば相談できる、助けてもらえる」そんな環境があれば、メンタルへのダメージは相当回避できると言われています。

前述の記事の中では、日本労働組合総連合会が2014年に20歳~59歳の男女雇用労働者(正規労働者・非正規労働者)3000名を対象に実施した調査によると、残業が発生する原因の最多回答が「仕事を分担できるメンバーが少ないこと」で53.5%だったとも指摘されています。

残業を減らせと言われる → 余計な仕事をしなくなる → 同僚の仕事を手伝わなくなる → 同僚に仕事の相談ができなくなる(「ちょっと助けて」「ちょっと教えて」が言えなくなる) → 仕事を抱え込み、残業が増える&ストレスを抱える のネガティブスパイラルに突入するというわけです。

従業員どうしが互いの目標や行動を共有することで生み出される効果

じゃぁ、どうしたらいいの?っていう話ですよね。

私たちは、「長時間労働を生まない生産性の高い働き方」と、「従業員どうしが認め合い助け合えるコミュニケーションのある関係」、はトレードオフの関係ではないと考えています。

実際に私たちは、Habi*doを使って従業員どうしが互いの目標や行動を共有することで、以下のような効果を実感しています(Be&Do社内だけでなく、顧客企業でも既にどんどん広がっています!)。

・互いの業務に関心を持ち、必要な助け合いが自然と生まれる → 一人で仕事を抱え込まず気軽に相談できるため、無駄に一人で悩んだり必要な情報を探したりするロスタイムがない。

・タイムリーに情報共有できているので、単なる情報共有のためだけの無駄なミーティングはなし → ミーティングでは主要なトピック確認と、今後の方向性のすり合わせに集中できる。

・新しい仕事のアイディアや、もっと効率的に業務を進めるための改善アイディアを、従業員皆が日常的に提案 → 自発的な改善活動、より生産性を高める行動が促進される。
働き方改革やストレスチェックが目指すべきは、「従業員が、心身ともにイキイキと働く環境整備」です。私たちは、Motivational Technologyで、これが実現できると考えています。

やみくもに残業時間削減に躍起になって、「他の人の仕事や新しい仕事には無関心になり、ひたすら自分の仕事をこなすことだけに注力する、勤労意欲の低い従業員」を量産してしまう前に・・・施策を検討するなら、今ですよ!

5月28日の「働き方改革」フォーラムでも、参考になるデータや事例のご紹介ができるはず。ぜひご参加ください。
apoforumn

舞田美和
Be&Doプランナー/ ”ひとり一人の凸凹を活かし、チームでチカラを最大化できる仕掛け”をご提案しています。人材サービス・教育研修の企画営業を経て、人事・採用、大学の新設・運営業務の後、現職。CDAキャリアカウンセラー。

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Be&Doプランナー/ ”ひとり一人の凸凹を活かし、チームでチカラを最大化できる仕掛け”をご提案しています。人材サービス・教育研修の企画営業を経て、人事・採用、大学の新設・運営業務の後、現職。CDAキャリアカウンセラー。

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