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5.112016
「あなたって○○な人ですよね」から知る、あなたの活きる道!~ジョハリの窓から考える~
世にはいろんなタイプ診断メソッドがありますね。私も以前に、似合う色がわかるというカラー診断というものをしてもらったことがあります。実際、好きな色と似合う色って違うんですよね。でも、自分ではなかなか客観的にはわからない。だからこそ、みんな、いろんなタイプ診断とか、はたまた占い(?)とか、誰かに「あなたって○○な人ですよね」みたいなことを言われるのが好きなのかもしれません。
開放の窓を広げて自己開示
「ジョハリの窓」って聞かれたことありますか?自分が知っている自分、他人が知っている自分を4つの窓(カテゴリー)に分類して理解することで、他人とのコミュニケーションを円滑にする、心理学では有名なモデルです。私は大学で心理学専攻だったのですが、1年生の初めに学んだような記憶があります。うぅ懐かしい…。
「開放の窓」 自分も他人も知っているあなた
「盲点の窓」 自分は気がついていないが、他人は知っているあなた
「秘密の窓」 自分は知っているが、他人は気づいていないあなた
「未知の窓」 誰からもまだ知られていないあなた
タイプ診断や他人から聞く”あなた評”というのは、えてして「盲点の窓」。不本意なことは「そんなはずはない!」って聞かなかったことにしたくなりますが…、そこにこそ、自分を活かすヒントが埋もれているのだと思います。
先ほどのジョハリの窓で言えば、「盲点の窓」と「秘密の窓」を小さくして(つまり、積極的に他者からのフィードバックを受け入れ、積極的に自己開示をする)、「開放の窓」を広げることが、円滑なコミュニケーションのコツと言われています。
もちろん、タイプ診断は一般的な「傾向」を示しているに過ぎませんし、他人からの評も、その人個人の思考バイアスがかかった一意見に過ぎません。むやみに鵜呑みにしてしまうと弊害もありますが、自分の知らない一面を知る手掛かりにして、あなたの魅力を活かし、人間関係をより良くする味方にできるといいですね。
自分を知ることで協働も生まれる?
ちなみに…Habi*doに装備している行動性向タイプ診断「BeingDoingチェック」は、とにかく当たると評判。私は何度チャレンジしても「Be-Attack型」と診断されます。このタイプは“楽しいこと”が行動の動機付けになるタイプ。一方で、地道でコツコツするような業務は強いストレスになりやすいんだとか…はい、言われてみれば確かにそのとーりです。。。

私は何度チャレンジしても「Be-Attack型」
どんな仕事の中にも潜んでいる“楽しさ”を見つけながら、一方で、私の苦手なコツコツ作業を補完してくれるメンバーにうまく協働してもらいながら、というのが、私の活きる道!なんでしょうね。そんな風にわかっていると、苦手な領域でミスを多発したり、ムダに自分にダメ出ししたりすることもなく、互いの良さを引き出しながらチームで成果を目指せます。
盲点になっている「あなたの知らないあなた」、そこは宝の山かもしれませんよー。
蛇足ですが・・・個人的には、20代の頃に読んだ『さあ、才能(じぶん)に目覚めようーあなたの5つの強みを見出し、活かす』(日本経済新聞出版社)がすごく興味深かったです。1冊あたり1回限定の「ストレングスファインダー(自分の強みが何なのかを知るテスト)」が受けられて、34の強みのうち、自分の強みである5つを知ることができるようになっています。意外な強み(才能)が出てきましたが・・・それはヒミツ!(「秘密の窓」は広げましょうって書いてたくせに)。