目標の具体化と行動を大きく後押し~CG1プログラム事例

  • NTTテクノクロス株式会社(※受講モニター)
CG1
会社名
NTTテクノクロス株式会社 ※受講モニター
事業内容
情報通信システム、ソフトウェア、ハードウェアの開発、販売 等
導入目的
CG1プログラムの体験

ガイドとの定期的な6ヵ月のオンライン面談を通じて、中核人材のリーダーシップ発揮支援を行うマンツーマンの伴走型サービス「CG1(旧サービス名:CareerGoals1on1)」。

2021年10月の本サービスリリースと同時に、モニターとして受講いただいたNTTテクノクロス株式会社 人事部 人材開発部門 部門長 堺寛さんに、6ヶ月間のプログラムを終えての率直なご感想を伺いました。(聞き手:Be&Do舞田)

人から学ぶ、キャリアを考える好機

舞田:この度は、CG1をご受講いただきありがとうございました。堺さんは今回、モニターとしてご受講いただいたのですが、最初にこのサービスの話を当社の橋本から聞かれたときはどんな印象を持たれましたか?

堺さん:私は、去年の7月に人材開発部門に異動したのですが、その少し後に橋本さんからCG1サービスをリリースされる話をお聞きしました。ちょうど会社でも1on1が浸透しつつある時期だったので、「興味あります!」ってお伝えしたんです。そこで「モニターとして参加しませんか?」とお声がけをいただきました。

舞田:ということは、もともとキャリアを考える1on1自体が、堺さんの中でもテーマとしてご関心があったってことなんですね。

堺さん:そうですね。私自身はシステムエンジニアとしてキャリアを始めましたが、システム開発だけでなくコーポレートスタッフや営業などいくつもの部署を経験してきました。実は10年前にも人事部に在籍していたんです。当時から人が成長するプロセスやキャリア開発にはすごく興味がありました。人事を離れて開発系事業部に戻った後も、自分のチームや事業部の中で学習コミュニティに参加する重要性を発信し、施策も仕掛けてきました。常に人材開発・キャリア開発の分野に興味がありアンテナを張っていたんです。

舞田:技術者として入社されながらも、人材開発、人の成長が重要だと思われたのはなぜだったんでしょうか。

堺さん:イノベーションの源泉が人の交流にある、と実感したからだと思います。20年近く前、開発プロジェクトのリーダーをやっていたんですね。ある技術課題にぶつかった時に、当時の約1500人の社員のなかには同じ課題にぶつかったことのある人がいるだろうと感じました。「今やろうとしている方法よりもっといい解決策を知っている人がいるはずだ」と。ただ、組織が大きくなり場所も離れていると、なかなかそういう人を探しづらくて…。

そこで仲間を募り、ナレッジマネジメント的な取り組みとして技術者の社内Q&Aコミュニティ立ち上げを全社プロジェクトとして始めました。その企画・運営経験のなかで、人が人に教えるとか、人から学ぶことで成長していくシーンに何度も遭遇しました。それがきっかけかなと思います。その後、人事に異動して研修やワークショップを企画するようになって、さらに思いが強くなりました。

社外だからこそキャリア相談しやすいと実感

舞田:そうだったんですね。実際にCG1を受けていただいて、どんな感想を持たれましたか?

堺さん:昨年秋までは、私自身が1on1をあまり体験してこなかったんですね。CG1を受ける頃にちょうど自分自身でも実践し始めたタイミングだったので、どういう風にやるのかな、という興味が強かったです。また、CG1は個人のキャリアに焦点を当てていて、しかも社外の方との1on1なので、さらに期待感を持ってスタートしました。

ガイドをしてくださった橋本さんと月に1回、 1on1の時間を持って話を聞いていただくなかで、自分自身の気持ちや考えが随分まとまっていきました。本当に「伴走していただいたな」という印象ですね。セッションを通じてヒントとなるキーワードもいただきましたし、僕自身が「こういう風に考えているんです」ってお伝えしたら、「それ、いいじゃないですか!」って、背中を押して応援してもらえたと感じています。

舞田:「伴走」という感覚を実感いただけたということで嬉しいです。ご自分のキャリアというのは、あまり日常では考えることが少ないテーマかもしれないんですが、キャリアについて話をするという体験はいかがでしたか?

堺さん:CG1の時間はキャリアに焦点を置くと決めていたこともあって、非常に良い時間となりました。社内でも年に1回はオフィシャルなキャリア面談を実施していますが、CG1では月に1回キャリアを考える時間を確実に持てたのがよかったです。その後、社内の1on1もかなり進んできて、以前よりキャリアについて話をするケースも増えてきたかなと思っているところです。

舞田:今回このCG1を受けていただいた期間と、社内での取り組みが浸透するタイミングとがちょうど重なっていたということなんですが、社外のガイドに話をされるのと社内の上司の方とお話されるのとは、何か違いを感じられましたでしょうか。

堺さん:まず、利害関係がないので、相手の立場を全く気にせず純粋にお話できるというのが良い点だと思います。評価者である上司には話しづらいこともあるかもしれませんが、社外の人だからこそ、プライベートも含めた個人的なキャリアの話はしやすいなと感じました。

舞田:CG1を受けて、堺さんご自身だけでなく、周りや組織にとって何か影響があったとすればどんな変化が感じられたでしょうか?

堺さん:間接的に変化があったと思います。私自身が考えていることに自信を持てるようになったので、周りのメンバーに対しても進めようとしている方向性が伝わりやすくなったと思いますね。
それと、橋本ガイドとやりとりするうちに、1on1という形式やスタイルそのものにすごく力があるということを実感しました。その結果、部下との1on1も自信を持ってできるようになりました。じっくり時間を取って、お互いの考えや価値観を深掘りしながら対話するスタイルがとても参考になりました。

舞田:それは嬉しいです。このCG1は、どんな人におすすめだとお感じになりましたか?

堺さん:さらなるリーダーシップ発揮を期待されている人の活動を加速させるんじゃないかと思います。また、あと一歩伸び悩んでいるという人にもおすすめできそうです。

行動の積み重ねが、変化を後押し

舞田:今回、ガイドとの1on1のセッションだけではなくて、「CG1サイト」という仕組みを使っていただきながら、行動を習慣化する機能やふりかえりを投稿してもらったりしましたが、いかがでしたか?

堺さん:「習慣」の機能はかなり使わせてもらいました。CG1を利用し始めた頃、社内で「人事や人材開発に関するニュースを共有しよう」と決めたばかりだったので、これを「習慣」に設定しました。もちろん投稿できる日もあればできない日もありましたが、「この日はいくつ習慣が実行できた」と表示されるので、がんばろうって背中を押されましたね。

ちなみに、最初は「人事関連ニュースに投稿する」というTODO的な表現で習慣を設定していましたが、橋本ガイドから「~に投稿できた」という完了形語尾にする方が達成感が出ていいですよ、とアドバイスをもらいました。そのように変更してからはさらに達成する頻度が高まった気がします。

舞田:なるほど、「習慣」の機能と活用、ガイドからの助言によって、しっかり行動が後押しされた実感があったということなんですね。

堺さん:はい。あと、「目標」登録には、「次年度計画にコミュニティ要素を埋め込む」というのをひとつ大きな目標として掲げました。サイトにアクセスすると常にこの目標を目にして意識できたのは良い動機づけになったと思います。

こんな変化は、自分でも驚きでした

舞田:CG1サイトを上手に活用していただいて本当にありがとうございました。他にCG1サイトで「心理的資本診断」も受けていただきましたが、いかがでしたか?

堺さん:心理的資本のHEROという軸はすごくおもしろいと思ったんです。橋本ガイドには「堺さんは最初から値が高いからあんまり大きな変化は見えませんね」と言われたのですが(笑)。実際にCG1前後でのレポートを見ると、最終的にHEROの「O」=オプティミズムの値がすごく上がっているのがわかりました。

舞田:それは素晴らしいですね。オプティミズムは「経験をどう捉え直してこれからの機会に活かしていくのか」というような思考の習慣の力ですので、もしそこが上がっているとするならば、やはり1on1のセッションを通していろんな捉え方の枠組みをご自分の中で整理して進んでくださったのかもしれませんね。心理的資本で言うところの「HOPE(ホープ)」、自分がどういうことをやっていきたいのかというWillは、セッションを通じて明確になったり変化はありましたか?

堺さん:私が1on1中に異なるキーワードでばらばらに話していたことを、橋本ガイドが客観的に聞いて「さっきのこの話はこちらと繋がりますよね」と整理してくださり、自分の大切にしたい考えが明確になりました。

他にも、「前回こうおっしゃってましたけど、それがこうなったなんて、めちゃめちゃ良い相乗効果が起きてるじゃないですか!」と言われたこともありました。おかげで、自分で意識していなくても、ちゃんとWillが実現しているという変化に気付かせてもらいました。そのことを橋本ガイドにも一緒に喜んでもらい、私自身も嬉しかったです。

舞田:なるほど、ご自身が考えていることがちゃんと形になっていっているなという実感を持たれたということですね。

堺さん:そうなんです。ちょうど自社の人材開発で「社内の人と人を繋ぎ、教え教わり合うようなコミュニティを活かしたい」と考えている時期でした。CG1でのセッションを通して、実際にそのコンセプトを計画に埋め込むことができたんです。それは、まさにこのタイミングにCG1があったからこそですし、こんな変化が起きたのは自分としてもすごい驚きでした。

舞田:漠然となんとなく思い描いてたものが、具体的な事業計画という形で落とし込むところまで形にできたということですね。それは私どもとしても嬉しいです。今回のCG1受講を経て、これからどんな風にやっていきたいとお考えでしょうか?

堺さん:さっきも少しお話しましたが、今「コミュニティ型人材育成」というキーワードを掲げて活動をしています。それはCG1のセッションの中で、自分の考えていることを話しながら橋本ガイドとの対話のキャッチボールの中で深まってきたことなんですよね。

このCG1のように、1on1での対話を通じてお互いの考えを深め合い、伸ばし合あっていくことを、上司部下という関係性を超えて実施したいと思います。日常業務だけでなく、中長期的なキャリアにまつわるポジティブな対話を社内でさらに増やすことが、「コミュニティ型人材育成」の実現にも繋がっていきそうです。

舞田:今回のCG1のご受講で、貴社の人材育成の発展の後押しになったというのは本当に嬉しい限りです。この度は、本当にありがとうございました!

担当した橋本ガイドからのメッセージプログラム受講を通じて、しっかりと具体的なアクションプランを明確にして、着実に行動に移していらっしゃるのがとても印象的でした。具体的な目標ときっかけとなる機会や場の設定・周囲の巻き込みによって、周囲への影響力もさらに発揮されていかれるのではと感じました。私も刺激をいただけました!堺さんの社内外での今後のご活躍が楽しみです!陰ながら応援させてください!今回はトライいただきありがとうございました!

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