STAFF BLOG
3.52015
ポジティブ思考と自律とソーシャルラーニングの関係性。
スタッフ橋本です。
私なりに考える「ソーシャルラーニング」について、エントリーしたいと思います。
ソーシャルラーニングにおける良いサイクル
ソーシャルラーニングは、その場にいる人同士が刺激し合い、お互いの知識や考え方に触れ、自分の視野や思考の幅を広げたり、知識を深めたりする上で、物凄く良い考え方だと思っています。
以前から、その場を共有するメンバーどうしが、自発的に発信することで、自然とお互いの学び合いにつながるような創発学習とも言える「ソーシャルラーニング」という考え方は、私の個人的な研究対象です。
ソーシャルラーニングは、その言葉からも「ソーシャルネットワーク」のように、特にそのためのツールが限られているわけではなく、お互いの学び合いが生まれている場は、全てそうであると思っています。それは、もしかすると社内SNSかもしれませんし、グループウェアかもしれませんし、FacebookやTwitterのようなソーシャルメディア上かもしれません。
自発的に集まったコミュニティや、お互いに想いや考えの近い人同士が集まる場であれば、自然発生的に様々な意見交換が行われ、「あ、そのような考え方もありだね」「新しい発見があった!参考になる」「それも一つの意見だけど、私はこう思う」というように、自ずと“学び合い”が始まると思います。
でも、そうではない場合は、自然発生的にはそのような場は生まれないと思います。参加者のほとんどが受身で、「教えてくれるんでしょ!」という立場だと、そういった場はなかなか生まれない。
そのように考えると、その場にいる参加者が、どれだけ前向きに、ポジティブに、その場を捉えるかが大切。なんだか“面白そう”とか“楽しそう”とか“学べることがあるかも”と思っている人が集まると、勝手に良いサイクルが生まれて、学び合いが加速するのではないでしょうか。
学ぶことで、いろいろな気づきがあって、意識が変わったり、行動が変わったりすることは、スキルアップや、生産性向上につながると思います。
ソーシャルラーニングな場を実現そして成果をあげるためには
しかし、こういったソーシャルラーニングな場を実現することは、容易ではないです。例えば企業では、仕事が分業化されたり、目標が個人のものになり過ぎたり、拠点が離れ離れになったり。なかなか顔を合わせて、共有することが難しくなる。こうなるとITの活用が必要なると思います。
ただし、ITだけではダメです。やはり、そこには人の関わりが重要だと思います。IT技術に加えて、人の関わりがものすごく大切になります。
「ソーシャルラーニング」も、自発的に集まる場や、物凄く優秀で自律的な人々が集まる場であれば良いですが、これが企業研修や通常の教育学習の場で、自発性に委ねていては、活性化しないですし、成果にもつながらないと思います。
成果をあげるためには、どのように関与するのかという手法や、それを手助けする仕組みが重要だと思います。どのようにポジティブにその場を捉えてもらって、行動につなげるか。ポジティブな行動を起こすメンバーが増えれば、周囲のメンバーもそれに引っ張られる、ということもあるものです。反対にネガティブな空気を発するメンバーがいれば、その場を冷え切らせてしまう場合も。
ソーシャルラーニングを手助けする仕組み・手法
私たちが提唱しているTREEダイナミクス®は、Try(まず、やってみよう!)、Reflesh(イキイキしよう!)、Enjoy(楽しもう!)、Encourage(励まし合おう)で、行動変容を促す考え方です。
各自が行動し、ポジティブな視点で楽しみ、周囲を認め合いながら目標達成・遂行を行うマネジメントサイクルの考え方です。
TREEダイナミクスは行動変容を促す考え方ですが、PDCAのDの部分です。
企業の人材育成やマネジメント、教育現場での学習モチベーション向上に課題を感じている方は、お気軽にご相談くださいね!