忙しく毎日奮闘する貴方に、ちょっと肩を貸してくれる人はいますか?新入社員じゃあるまいし、誰かに頼りたい、助けが欲しいなんて言えるはずがない。その気持ち、痛いほどよく分かります。しかし、ちょっと立ち止まって考えてみてください。本当に、誰にも弱った姿を見せず、誰の助けも借りずに、このままずっと走り続けられそうですか?
そして、企業や組織はこのような人を支えられているのでしょうか。
職場の日常に点在する、誰かの助けを求める瞬間
・昇進した直後やしばらくしてから
・部署異動をした後
・希望していた部署異動が叶わなかったとき
・新しい分野の仕事を任されたとき
・少し難しい案件にチャレンジしているとき
・後輩の育成を頼まれたとき
・部署横断のプロジェクトに参加しているとき
・上司が変わったとき
・長期連休が明けたとき
等々・・・
入社直後や管理職になった時、職場復帰した時など明らかにフォローが必要だろうなというタイミングだけでなく、上記のように実は働く人のメンタリティが揺らぐかもしれない瞬間は多くあります。
そして実際揺らいだ時に、すぐに適切な相談相手が思い浮かぶ人、相談できる人はあまり多くはないようです。
自分で自分自身のメンタルをコントロールしてきた自負がある人にとっては、助けが欲しい人の気持ちがよく分からないという正直な思いもあるかもです。
しかし、社会的にも精神疾患による休職者数が増える現状を踏まえると、現代の働く環境において、サポートを必要とするのは甘えであるとは言い切れないかもしれません。人は思っているよりも脆いものだと、弱いものだという前提を念頭に置いておきたいところです。
そこで改めて、”メンター”という存在に目を向けてみるのはいかがでしょうか。
頑張る人を、そっと支えるメンター
日本においては1990年代頃から徐々にメンター制度を導入する企業が現われ始めたと言われています。当初は、新入社員の早期戦力化や離職防止を目的としたものが多く、今でもメンターといえば新入社員につくものという認識は色濃く残っているのではないでしょうか。しかし近年では、女性活躍推進、リーダーシップ開発、キャリア自律支援など、多様な目的で導入されるようになっています。
メンターは単に愚痴を聞く役回りだと誤解されることもありますが、それはメンターの一側面であり、本質は成長支援です。時に、キャリア形成のサポートをしたり、業務遂行における助言をしたり、組織への適応をサポートしたり等、多角的に支援する役割です。
メンターは話が聞けたらそれでよし、というわけでもなく、適切な心構えとスキルが求められます。
良いメンターとは?
例えば、「上司にいつも提案が聞き入れられず疲れた」という悩みをメンターとして相談されたとします。「わかる~、そういうのやる気なくなるし、自信なくなるししんどいよね」と共感一辺倒で終わるとどうでしょう。一瞬、人に聞いてもらってスッキリした気がするかもですが、悩みの解決にはつながっていないように見えます。
共感するだけでなく、問いかけに答えながら状況を客観的に整理し、違う視点を提供してもらえたら。相談後にとるアクションは変わるかもしれません。
しかし、このようなスキルをメンターを任される社員皆が持つことは実際には難しい。
ここは、テクノロジーの力を借りるというのも一つの選択肢です。
メンターの質、時間的な制約、全ての社員にメンターを配置する難しさなどの問題をクリアできるのがAIキャリア相談室HERO Me(ヒロミー)です。HERO Meが、キャリアの話題からちょっと聞いてよ!な話まで寄り添います。
人の弱さに手を差し伸べられる組織に
誰にも相談できない状況は、社員の心に様々な影響を与えます。もやもやや小さな疑問が解消されず、生産性の低下を招くかもしれません。
キャリアの方向性に迷いが生じても、誰に相談すれば良いか分からず、モチベーションの低下につながる可能性もあります。
また、孤独感を抱えたまま働き続けることは、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼしかねません。
組織全体の活力を上げるためには社員一人ひとりがイキイキと活力ある状態であることが重要です。
関連リンク
「AIキャリア相談室HERO:Me」の詳細については、こちらのサイトをご覧ください。