コラム

変化の時代のリーダーに朗報!部下の心理的エネルギーを引き出す方法とは

変化の時代、リーダーに求められるリーダーシップやマネジメントの在り方も変化しています。

従来のリーダーは「部下をうまく使って、管理し、業務を着実に進める」ことが求められました。会社が求めるアウトプットに応えることができれば、成果も比較的出やすかった時代です。

しかし、会社のトップの人達が答えを持っているという前提が崩れてきた今、リーダーに求められるのは、「部下をうまく活かして、本来持つ潜在力を引き出し、イノベーションを起こす」ことです。

リーダー自身が勇気をもって、従来型のリーダーシップやマネジメントから脱却する必要がありそうです。

1on1、上手くいってますか?

飲みニュケーションでなんとかしてきたというリーダーもいるでしょう。しかし、新卒入社の正社員が中心という組織構成は過去となり、今やメンバーの属性や価値観、さらにはテレワークなど働き方も多様な中、飲み会に頼ってメンバーをフォローことに頼るのは無理があります。

そんな中、彗星の如く現れたのが、日本では2019年頃から急速に普及した1on1(ワンオンワン)ミーティングです。日常のマネジメントの中でメンバーを前向きに動機付けていくための、上司部下のコミュニケーション改善の手段として注目され始めました。

しかし、せっかくの1on1が上手くいかず、形骸化しているという声も多く聞きます。
・部下が話をしてくれない。結果、上司が一方的に話をしてしまう。
・単に業務の指示の場となっている。
・詰められる、詰める場になってしまっている

1on1が、上司部下双方にとってモチベーションを下げる結果となってしまっているのであれば本末転倒で、もったいないことです。

上手くいかない理由は色々だと思いますが、そもそもリーダー自身が「自分で学んでよ」とかつての上司達に育てられてきたことが一因かも知れません。1対1の面談、評価面談は理解できても、本来の意味でも1on1を、自身が体感した経験が不足しているとすれば、どうやっていいのかわからないのは当然です。自己流ではなんともなりません…そこで注目してほしいのが、”心理的資本”の概念です。

心理的資本って?

心理的資本とは、ポジティブな心理的エネルギーで、積極的な行動や自立的な目標達成を促すエンジンです。ポジティブな心理的エネルギーとはすなわち、「自分の志を明確にし、自律的に目標達成や課題解決のための道筋を思い描き、自信を持って行動を起こし、困難から立ち直り乗り越え、物事を現実的に柔軟に捉えながら将来への機会を探すことができる力」です。

「イノベーションを起こそう」とリーダーがただ号令しても、イノベーションは起きません。イノベーションは「これを解決したいんだ」という志ありきですよね。さらに、志だけではだめで、それを成し遂げるための様々な心理的エネルギーが必要な訳です。

心理的資本の開発法は体系化されています。その開発法を学ぶことで、1on1や、日常の関わり合いの中で、メンバーの心理的資本を高めることができます。

リーダー自身の心理的資本が低いことが諸悪の根源説

ところで、リーダー自身の心理的資本の状態は、チームメンバーの心理的資本に良くも悪くも大きな影響を及ぼすことが研究から明らかになっています。まさに「部下は上司の鏡」の言葉通りですね。

心理的資本が高いリーダーは、志も行動力もある、自信がある、自身やチームの強みを認識し、挑戦をいとわず、失敗を糧にできる、周囲に感謝を忘れず、将来を見据えることができます。メンバーに対しても、ひとりひとりを認めた上で強みに焦点をあてながら、前向きな行動を引き出せるマネジメントができると考えられます。
逆にリーダーの心理的資本が低ければ、その逆のマネジメントを行ってしまい、結果部下の心理的資本を下げることになるのです。チームのパフォーマンスが低く、「部下に恵まれなくて…」と思い込んでいたが、実際問題なのはリーダー自身の心理的資本の低さだった…なんて事態は避けねばなりません。

心理的資本の開発法を学ぶには?

心理的資本の開発法を学ぶことができるのが、「PsyCap Master(サイキャップ マスター)認定講座」です。心理的資本を体系的に学べるのは、日本でこの講座のみです。本講座では、心理的資本の知識を深めるのはもちろん、豊富なケーススタディを用いて、実際の現場で活かせる学びを提供しています。

もしあなたがチームのリーダーならば、メンバーの心理的資本を高める介入方法を学ぶことができ、1on1などで応用できます。そして、あなた自身の心理的資本を高める方法を理解できることも、心理的資本を学ぶメリットです。

もし「心理的資本が高くて、メンバーの心理的資本を引き出していくリーダーって…私になれるかな?ちょっとハードルが高いんじゃないか。」と感じたならば、ご安心ください。カリスマリーダーである必要はないのです。自身の心理的資本を高めることで、自分らしいリーダーシップの発揮を目指すことができます。

無料オンライン説明会では、プログラムの概要詳細はもちろん、認定によってできること/得られることなども、詳しく説明しています。ご関心のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

PsyCap Master(サイキャップマスター)となり、あなたのチームや周囲に”イキイキ”を波及させましょう!

赤澤智貴

赤澤智貴

心理的資本コンサルタント。株式会社Be&Doのプランナー。人材サービス会社での企画営業を経て、2019年8月より現職。社員が楽しく前向きに挑戦し、成果が出る組織作りの実現を目指している。素材メーカーのマネジメント人材育成、組織開発、小売業の人材育成強化などを担当。日本心理的資本協会認定PsyCap Master®。健康経営アドバイザー。アンガーマネジメントファシリテーター。趣味は野球。二児の父。

心理的資本の概要/高める方法を資料で詳しく見る!心理的資本とは、人が何か目標達成を目指したり、課題解決を行うために前に進もうと行動を起こすためのポジティブな心のエネルギーであり、原動力となるエンジンです。「心理的資本について詳しく知りたい」方は、以下の項目にご入力のうえ「送信する」ボタンを押してください。
◆資料内容抜粋 (全16ページ)
・心理的資本が求められる背景
・心理的資本の特徴
・構成要素「HERO」の解説/開発手法とは? など

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執筆者プロフィール

赤澤智貴

赤澤智貴

心理的資本コンサルタント。株式会社Be&Doのプランナー。人材サービス会社での企画営業を経て、2019年8月より現職。社員が楽しく前向きに挑戦し、成果が出る組織作りの実現を目指している。素材メーカーのマネジメント人材育成、組織開発、小売業の人材育成強化などを担当。日本心理的資本協会認定PsyCap Master®。健康経営アドバイザー。アンガーマネジメントファシリテーター。趣味は野球。二児の父。

研究員リスト

  • 赤澤智貴
  • 小西ちひろ
  • 橋本豊輝
  • 石見 一女
  • Li Zheng
  • 心理的資本研究員
  • 下山美紀
  • 舞田美和
  • 岡本映一
  • 雪丸由香

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