コラム

「推し活」をやってみたら仕事も日常も充実するかもしれない

「推し活(おしかつ)」についてご存知でしょうか。または推し活はされていらっしゃいますか?もしかすると多かれ少なかれ、程度の違いはあれど(自覚していなくても)推し活をされているかもしれません。

今回、誰もが取り組める可能性が高い!「推し活」をテーマにコラムにしたいと思います。
実は心理的資本を高める一助にもなっているんです。

推し活は社会を救うかもしれない

わたし自身、意識して「推し活」をしたことはありませんでしたが、ふりかえってみれば無自覚に推し活をしていることに気づきました。普段はあまり意識していませんでしたが、改めてその意味を考えると、間違いなくやっています。

推し活は「ウェルビーイング(Wellbeing)」に良いらしいという話は、これまでにも目にしたことはありましたが、実際に数字だけではないリアルな変化が見られた事例が先日記事になっていましたのでご紹介します。

高齢者施設とJリーグをつなぐプロジェクトから生まれた、その人たちの変化の事実に胸を打たれました。推しのサッカー選手をそれぞれ持ちながら、その選手を応援し、支える”サポーター”としての自覚が生まれることで、要介護だった70代~90代の方々がイキイキと希望を持ち、行動が変わっていっているという話です。

ウェルビーイングを高める上で大きな役割を果たしていることも明らか。

誰かを応援することで自分が誰かに貢献できていると感じ、自身の存在を認めることができているのかもしれません。誰かを応援するという行動を起こすことで、達成感を感じ、よりいっそうやる気が生まれてくる好循環に突入しているのでしょう。

あなたはどのような推しがありますか?

パソコン越しの猫

そもそも「推し」とはどのような意味で用いられるのでしょうか。「ファン」であることと何が違うのでしょうか。

単純にその対象のことが「好き」ということだけではなく、「強い支持」「最も応援したい」「最も好き」な存在に対して用いられています。アイドルや俳優などを対象に、例えばグループの中で誰を最も気に入っているかを指す一種の俗語として「推し」という表現が用いられ、今ではより広いあらゆる対象に用いられるようになりました。

そのように考えると、自覚があるかないかに関わらず「推し」を持つ人は多いのではないでしょうか。大切なことは「推し」が何かを自分で認識することなのかもしれません。

アイドルグループの中で誰が一番推しなのか。または俳優や芸人、ミュージシャンなどは分かりやすいですよね。何らかのスポーツを観ることが好きで、ファンのチームがあるなら、その中で推しの選手がいるのも良いですね。好きなアニメ作品の中で、特に大好きなキャラクターがいる、というのも立派な推し。

さらに頭を柔らかくして考えて行けば、さらに広げられます。
例えば、

  • これを食べれば幸せを感じる大好きな料理や食材がある
  • これを身に着けると気持ちが上がる大好き過ぎるファッションブランドがある
  • ここに行けばハッピーになれるお店や場所がある
  • そのアーティストの作品を見れば幸せになれる
  • 家族やパートナーのことが大好き過ぎる などなど

程度の差こそあれ、誰にだって好きなことや、幸せを感じること、嬉しくなることがあると思います。
それが何なのか、自分で分かっておくことで、意図してポジティブな時間をつくることができるのだと思います。

推し活を通じて、新たなコミュニティや関係性が生まれることだってあります。

対象が人であれ、ものであれ、ことであれ、推すことで何らかの方法で応援したり支えたりすることは双方にとって良いことですね。

推しは1つに絞らなくても良い

いくつも好きなものがある人

「推し活」にもきっと広さと深さがあって、1つのことに徹底的にのめりこみ、沼にハマっていく…という場合もあれば、いろんな分野で複数の推しがあっても良いと思います。それは人それぞれで良いのではないでしょうか。大好きなことが沢山あるというのは、それはそれでステキなことです。もちろん1つのことを貫くのもステキです。

わたしがお世話になった人の受け売りですが、なんでも自分の好きなことベスト10をつくっておくと良いという話を紹介したいと思います。

大好きな食べ物、大好きな音楽、大好きなお店、大好きなタレント…なんでも良いです。日常生活の中で、それらに触れる機会があることで、その都度ちょっと幸せを感じられるようになるので、終始ご機嫌で過ごせるのだとか。

わたしの場合はベスト10をつくるほどマメではありませんが、この話を聞いてからでしょうか、「良いな、好きだな」と思うハードルが低く、ストライクゾーンが広くなったように思います(笑)

例えば映画を観たり、アニメを観たりすることが趣味のひとつなのですが、どの作品にも良いと思う部分は必ずあるので、よほどのことが無い限り「観て損したな」と思うことはありません。もちろん大好きな作品を観れた時は、さらに幸福度が増すのですが、マイナスがほとんど無いというのも大切だなと思うのです。

そういった意味で「推し活だ!」と気張り過ぎずに、自分の好きなものが何かをしっかりと自分で認識することから始めるだけでも、日々の生活の充実度が増すのではないでしょうか。

日常に良いメリハリをつくる推し活

夕日バックにのびのびイキイキしている人

積極的に仕事に取り組もう、生活を向上させよう!と行動をするにも、やはり前向きな心のエネルギー源となるエンジン(心理的資本)の強化が大切になります。

心身が疲れきっていては、前向きに行動しようとするエネルギーを充填することはできないでしょう。ずっと頑張り過ぎているなら、緊張状態が続いているので知らず知らずのうちに心身の疲れをためてしまいます。意図的にゆるめる機会も必要です。そのための方法のひとつとして「推し活」をしてみるのも良いかもしれません。思い切り推しの沼にハマってみる時間をつくって、心身ともにリラックスしたり。逆にエネルギーを再充填するために推しを思い切り応援してみたり。

推し活はメリハリをつけるためのトリガーとして使えるのかもしれません。ですので、推し活を自分の中で大事な儀式(ルーティン)として持つのもおすすめです。

心理的資本についてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

身近な職場メンバーの推しをご存知ですか?

互いの推しを認め合う

お互いのことを知っている(知り理解しようとする努力をする)ことは、組織の”心理的安全性”を確保するうえでの第一歩と言えます。メンバーの推しをどれくらい知っているかは、心理的安全性をはかる一つのバロメーターなのかもしれません。

※心理的安全性については、こちらの記事でわたしたちなりの解説をしています。

大切なことは、それぞれの「推し」がどんなものであっても決して否定しないこと、バカにしないことが大前提にあると思います。推しについて語る人は、多くの場合、目が輝いているように思います。時にはその人の大好きなことについて思う存分、傾聴する機会をつくるというのも良いかもしれませんね。

当社のメンバーもそれぞれに「推し」が存在するなと、改めて思います。

例えばメジャーリーガーの大谷選手を推していたり、飼い始めた金魚を溺愛していたり、ヤクルトスワローズの選手たちが大好きだったり、プロのラグビー選手の甥っ子を応援していたり、プロのバスケットボールを観ることが好きだったり、大河ドラマにドはまりしていたり、韓流ドラマにハマったかと思えば韓国語を学び極めるとか、山登りや歴史探訪が好き過ぎるとか、あれやこれや。

それぞれの推しをお互いが知っている状態は、私たちが毎週末に実施している”チアアップセッション”の影響が大きいかもしれません。

チアアップセッションって何やっているの?という様子は下記ブログをご覧ください。

イキイキと日々を充実し、前向きな行動が生まれるキッカケになるかもしれない推し活。今こそ(!)騙されたと思って、推し活をやってみる(ちょっと意識してみる)のも良いかもしれませんね!
もちろん健康的にほどほどに楽しめる範囲で!

橋本豊輝

橋本豊輝

株式会社Be&Do 取締役 COO/日本心理的資本協会 事務局担当理事。PsyCap Master認定講座コンテンツクリエイター兼トレーニングガイド。組織活性化プログラムの開発・提供や、人材育成サービスの開発、マネジメント支援ツールの設計に携わる。企業の管理職や従業員など働く人のWellbeingをサポートする外部メンターとしても活動中。心理的資本を高める手法を追究している。

Be&Doからニュースレターを受け取る人と組織のイキイキに貢献することを目指し、お役立ていただける情報を発信しています。以下の項目にご入力のうえ「送信する」ボタンを押してください。ご入力いただいたメールアドレス宛にニュースレターを定期的にお届けいたします。

関連記事

著者プロフィール

橋本豊輝

橋本豊輝

株式会社Be&Do 取締役 COO/日本心理的資本協会 事務局担当理事。PsyCap Master認定講座コンテンツクリエイター兼トレーニングガイド。組織活性化プログラムの開発・提供や、人材育成サービスの開発、マネジメント支援ツールの設計に携わる。企業の管理職や従業員など働く人のWellbeingをサポートする外部メンターとしても活動中。心理的資本を高める手法を追究している。

著者リスト

  • 赤澤智貴
  • 小西ちひろ
  • 橋本豊輝
  • 石見 一女
  • 舞田美和
  • 雪丸由香

最近の記事

  1. 【開催レポート】組織も人も!内なるHEROを呼び覚まそう!

  2. 「ネバネバ」に囚われている間は”本来”のリーダーになれないかも。

  3. 「推し活」をやってみたら仕事も日常も充実するかもしれない

TOP