個々人の成長を促進し、組織力の強化を図るために
心理的資本を高める手法をチームマネジメントに
取り入れられた企業様からお話を伺いました。
心理的資本を高めるコミュケーション法”ガイディング”
を学ぶPsyCapMaster認定講座に参加された推進者さま。
その後、推進者さまより情報共有を受けたリーダーは
ご自身のマネジメント傾向についてふりかえることができたとのこと。
何か変えた方がいいんだろうけど、何からどう変えようか。
リーダーは迷われていましたが、まずは
「失敗を褒める!」という具体的な行動に移されました。
行動を起こしたことに関してしっかり認めるというのが鍵で、
メンバーの中にある失敗への不安は軽減され、
チャレンジングな行動を取りやすくなります。
そして、避けるべきは行動しないこと!という認識が形成されます。
また、Will(意志)とWay(経路)の
フレームを使ってメンバーと目標設定を実施されました。
基本的なことのようにも見えますが、
何を目指したいのか・目指すのかという大きな絵と
実現するための具体的な道筋の両方が見えるからこそ
目標達成に向けたエネルギーは湧いています。
どちらか片手落ちにしないためにも、
敢えてこういったフレームを使うことは効果的です。
そして、メンバー間の連携やアイデア創出を目指し、
組織内に良質な「雑談」を増やす一歩目として、
せっかく出社して顏を合わせるタイミングがあれば
中核メンバーから率先して、敢えて他愛もない話を
一度はするように意識されています。
それぞれの仕事に没頭しすぎてしまい、
成果につながるコミュニケーションの機会を
逃してしまっているケースは意外と多いかもしれません。
上記のような実践は、決して大胆なことではありませんが、
少しずつ組織の変化を実感されています。
(人材難の時代に、採用も上手くいっていたとのこと・・・!)
組織力の強化は一朝一夕にはならず、
小さなことの継続の先にあるものだと再確認しました。
▼今回のケースで推進者の方が受講された
PsyCap Master認定講座 webページはこちら
https://psycap-master.com/202210
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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