先日、JR西日本が起こした乗客が車内に長時間閉じこめられた事故、
皆さんはどうお感じになりましたか?
責任者の会見によると、積雪予測が想定よりも少なかったので、
融雪機を用意していなかったとか、
乗客を降ろすことのリスクに躊躇して決断できなかったとか、
聞いていてとても残念な気持ちになりました。
マニュアルどおりの対応だったのでしょうけれど、
想定を越える事態になったときに、
進言し判断し行動することはできなかったのでしょうか。
もちろん、そのような人の行動を評価する
組織をつくることが経営の使命だと思います。
自分のいうことに忠実に従うワンちゃんはとても可愛いですが、
これが評価を歪めてしまうことにもなりかねません。
私たちは犬ではなく、人です。
人には、複雑な感情があり、その感情が意欲や行動に直結します。
ただしっぽをふるだけではよりよい社会環境は生まれないのです。
JR西日本の責任者の人に聞いてみたいです。
あなたは寒く満員の電車の中で、
長時間食事やトイレもできない状況に対して感情はありましたか。
どうしたいという自らの意志はありましたか。
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
購読をご希望の方は以下のバナーリンクから登録してください。