組織活性化のツールとして心理的資本診断ツールHEROICを
ご利用されている企業様から、実際に座談会を運営されたお話を伺いました。
その企業様では、組織活性化・モチベーションの向上を目的に、
定期的に組織横断的に座談会を開催されています。
座談会を始められたばかりの頃には、参加者からネガティブな発言が飛び交い、
ある程度スッキリして帰られるものの、その先につなげることがなかなか難しく、
推進側として頭を抱えるタイミングもあったと仰います。
推進リーダーのAさんは、当社の伴走型人材育成プログラムCG1を受講されながら、
この組織活性化のミッションに取り組まれていました。
非常にタフな局面もある中で、CG1ではご自身のお考えを整理され、
また次も頑張ろうというエネルギーを補充されていたとのことです。
CG1の受講終了後、Aさんご自身が体感された
心理的資本を高める視点を持ち行動することの重要性を
座談会に取り入れる動きを開始されました。
座談会参加者に心理的資本診断を実施してもらい、
ファシリテーションをしながら、ご自身のことをふりかえってもらったり、
他者との違いについてもざっくばらんに議論されていると伺っています。
また、最後には心理的資本診断の中でレコメンドされる行動から、
これから実践したいことを選んで終了するという流れにされているそうです。
参加した方々からは、
「自組織でもこの診断を実施してみたい」というお声も挙がっており、
管理職の方々からの座談会への関心も高まりつつあるとお話して下さいました。
心理的資本診断は、組織への不満をあぶり出すためのものではなく、
ご自身の心のエネルギーと向き合うきっかけとなるものです。
一般的に組織開発や組織活性化が成功した!というお話は、あまり耳にしません。
それは、組織開発や組織活性化には終わりがなく、
常に変化に柔軟に対応しながら、取り組みを続けることしかないからなんだと思います。
正解がない領域で試行錯誤し続けることの大切さを、
今回ご紹介した企業様から学ばせていただきました。
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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