先日、妻からオーダー(注意)を頂きました。
『平日朝、娘を起こし、お肌の薬を塗り、お着替えさせて、
朝7時までに機嫌が良い状態で朝食の席に座られてくれ』
というオーダーです。
確かに、半年ほど前までは私が務めていた業務でした。
しかし、娘が2歳半を過ぎた頃から、
今まで以上に「ママがいい。お父さん嫌!キャー!!」
を連呼するものだから、私は自信を失い、
また本音を言うと、なぜ起こしてあげているにも関わらず、
ここまで娘に言われにゃいかんのだという思いから、
徐々に妻に任せるようになっていったのです。
正直、このオーダーを妻に頂いた瞬間は焦りました。
「そんなムーンショット(月に向かってロケットを
打ち上げるほど高い目標)やん。できるはずない!」と。
そう訴えても、どうにかこうにか工夫して、やってくれとのこと。
そして翌朝、作戦を練った私は、
娘を起こすアプローチを変えてみることにしました。
まずは、薬を塗るときの不快感を減らすために、
私の手を温めました。
その上で、アンパンマンの曲を娘の枕元で流して
気分をアゲてもらいつつ気を逸らし、
父だとなるべく気付かれないように優しく服を着替えさせました。
作戦は無事成功。娘は笑顔で目覚め、
妻のオーダー通りに機嫌良く朝食の席につくことができました。
諦めたらそこで試合終了です。
それどころか、諦めていることすら忘れ、役割から逃げておりました。
ムーンショットだと決めつけるのではなく、
アイデアを練って実行することが大切なんだと、
妻と娘から教えてもらいました。二人に感謝です。
後日談ですが、2週間ほどでこの作戦が娘に通用しなくなってきました…。
新たな作戦を立て、試行錯誤を繰り返していきたいと思います!
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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