みなさんは、人の行動性向には様々なタイプがある(異なる傾向がある)ということにお気づきですか?
心では「もっと頑張りたい!」と思っているのに、なぜかうまく力を発揮できない、、、なかなかモチベーションが上がらない、、、と感じてしまっているとしたら、自分の行動性向タイプを知ることがヒントになるかもしれません。
行動性向タイプによって原動力は異なる
私どもが提供する「CG1(中核人材の心理的資本の開発を6ヶ月間マンツーマンで支援する伴走型サービス)」を受講くださったEさん(50代・男性・部長職)も、そんなお一人でした(※実際の事例をもとに内容を一部脚色し、守秘義務に反しない範囲でご紹介しております)。
CG1を受講いただくにあたって、受講される皆さんには事前に、私どもがオリジナルで開発した簡単な行動性向タイプ診断「BeingDoingチェック」を受検いただいているのですが、このチェックでは大きく4つのタイプ分類でその人の行動性向タイプの傾向がわかるものになっています。(※HEROICやPsyCap Master®(サイキャップマスター)認定講座でも受検していただけます)
Eさんは「Be-Defense」タイプ。簡単に言うと、「みんなと一緒に頑張りたい!」という想いが原動力(モチベーション)となるタイプでした。このタイプは、チームに貢献できている実感や、みんなと一緒に共通の目標に向かって頑張れている、そんな良好な関係性の中でより力を発揮できるタイプなのですが、どうやらEさんの体感としては、今のチーム状態はあまり良いとは感じられておらず、それも大きく影響して彼は自信を持ってリーダーシップを発揮できない状態にあったのです。
CG1受講開始時に行うオリエンテーションで詳しくお話を伺ってみると、20人以上いる部下たちはそれぞれ多様な価値観を持っており、Eさんは、そんな異なる志向を持ったメンバーをまとめて「みんなで一丸となって共通の目標を目指す」ことに難しさを感じておられる様子。ご自身がグイグイ引っ張って目標へ導いていくタイプでもないため、どうやってリーダーシップを発揮すればいいのか?また、自分がこの先何を目指していけばいいのか?そんな迷いも、彼の行動を止めてしまっている原因のようでした。
そこで、メンバーのタイプに合わせたマネジメント上の課題とどう向き合って対処してけばいいか、そして彼らしいリーダーシップをどう発揮していけばいいか、の2点を重点にして、寄り添いながらもグンと行動を後押ししてくれるガイドを人選して6ヶ月間のプログラムをスタートしていただきました。
チーム状態も自信も大幅UP!
それから6ヶ月。「自分に強みなんてあるんだろうか」と自信を失っていたEさんは、ガイドから客観的に伝えられるポジティブなフィードバックや、実際に一つ一つ行動してみて感じられる手応えをもとに、自分にも確固とした強みがあり、自分らしくリーダーシップを発揮するとはどういうことなのか?がわかってこられたとのこと。
実際、メンバーとのコミュニケーションで試行錯誤しながら行動していったことで、チーム状態は劇的にUP!もちろん、一つ一つの行動自体は、うまくいったものばかりではなく期待通りにはならなかったものもありましたが、やってみて感じる手応えに大きな自信を手に入れてくださったようです。
年齢的にも先のWillを描きづらかったEさんですが、ご自分の想いを言語化できるようになったことで、今の職場でどう貢献していきたいのか?これから目指していきたいことがどんな方向性なのか?を明確にして、6ヶ月間のプログラムを終えられました。
自分の強みを発揮してイキイキと活躍したい!という想いを持ちながら、それがうまくいかないと感じられているとき、その阻害要因のヒントは行動性向タイプの中にあるかもしれません。
Eさん、これからのますますご活躍を応援しております!ご受講ありがとうございました。