今回はアニメ「キングダム」の主人公、政と信を通して心理的資本の「Hope(意志と経路の力)」について解説したいと思います。
早速ですが、皆さんは自身の志や意志を持っていますか?その志や意志を叶えるための考え方を持っていますか?
アニメ「キングダム」の主人公である信(しん)が持つ強い理想は、「天下の大将軍になる」ことです。しかし、この理想には彼の親友でもある、政(せい)の志「中華統一をして争いのない世の中にする」という目標を達成するという背景があります。
政の中華統一に対する背景を反映した言葉として、「俺が剣をとるのは、これから500年の騒乱の犠牲をなくす為だ」という言葉があります。この言葉からは、強い意志と決意、過去の苦しみに対する思い、未来への希望、国家や人々の幸せへの思い、そして言動の源となるものを感じることができますね。
この強い意志に共感したからこそ、信は具体的な行動に移し、自身の目標達成のための具体的な計画を描くことができたのでしょう。
しかし信の「天下の大将軍になる」ことは容易に達成できるものではありません。(動画中の図より)
信は数々の困難や試練に立ち向かいながら、それを実現するために、様々なマイルストーンを設定し、具体的な行動を実行しています。彼は政の意志にしっかりとコミットしており、その姿勢は二人の信頼関係を象徴しているように思います。
このように、Hopeは「意志と経路の力」とも言われる通り、具体的な志や意志を持ち、それに向かうための手段を具体的に思い描くことが重要といわれています。希望の力が生まれるためには、目標に対する具体的なイメージと、その達成のための具体的な経路を両方持つことが必要です。
もちろん、皆さんも志や意志を持っていると思います。しかし、それを実現するための手段を考えていますか?それが現実的な目標ではなく、あくまで理想や夢の域にとどまっている場合も多いのではないでしょうか。
意志を成し遂げるためには、小さなステップでも良いので、一歩一歩進んでいくことが重要です。目標を具体化し、具体的な行動計画を立て、それを実行することで、意志を現実のものに変えていくことができます。
チームや組織においても、Hopeを育むためには、信頼関係の構築も重要です。信頼関係があるからこそ、メンバーはお互いをサポートし合い、共通の目標に向かって進むことができます。日頃から信頼関係を築く努力を意識し、Hopeを育む環境を整えてみることからはじめても良いですね。
アニメ「キングダム」を初めてご覧になる方もまずは、以下の動画をご覧になって「Hope」を感じつつ本編をご覧いただけたらと思います!