先日、千葉県にある「ホキ美術館」という、世界的にも珍しい写実絵画専門の美術館に行ってきました( https://www.hoki-museum.jp/ )。
間近にまで近づいて見てみても、写真にしか見えないような精緻な絵の数々。対象物の素材の質感や色を忠実に再現しているだけでなく、その空気感や音、温度までも感じられるような、それはそれは驚きの世界でした。
その絵画技術の高さはもちろんのことですが、それをここまでの完成度で描こうとする画家の尋常ではない情熱が伝わってきて、しばらく放心状態になるほどに圧倒されてしまいました。
たとえば、木々の緑ひとつとっても、私たちには「緑色」としか捉えられない色が、何十色(もしかしたら何百色)という違う色のグラデーションとして捉えられて再現されているのです。
人間の肌の質感、布の質感、水の透明感、陶器や金属の艶感、、、その違いを認識できる観察眼と、画材と筆だけでそれを再現する飽くなき挑戦に、この画家の強いWill(成し遂げたい思い)を支えているものは何なんだろう?・・・そんな想いが湧き上がってきました。
Willがあれば、人はこんな不可能と思えるようなことさえも成し遂げてしまうんだな、と、そんなことを思った週末でした。
あなたが成し遂げたいWillは、何ですか?
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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