阪神タイガースの岡田監督の趣味は将棋。
将棋というものは何手先まで読めるかが勝負にかかわるそうです。
まさしくWay力そのもの。
心理的資本のWayは複数の経路を柔軟に描く力のこと。
こうありたいというWillを掲げても、
それを実行するための指標を柔軟に複数描けるかが
行動や成果に関わってきます。
NHKのサンデースポーツという番組で
落合博滿さんが興味深いことを話していました。
”(岡田監督は、人の能力を見極める力がすごい
ということですか?」という質問に対し)
落合さんは「プロ野球の監督は、皆さん、
人の能力を見極める力をお持ちです。
違いがあるとすれば、決断するかどうかです。
例えば、ここでバッターが打ってくれたら、とか、
ピッチャーが抑えてくれたら、とか
希望的観測で考えていてはうまくいかないんです。
限られた人材をどう活かしていくか、だけなのです。」”
この決断を支えるものが複数のWayなのだと思います。
こう進めていくには、〇〇の手で行こう。
もしそれがうまく行かなかったら▲▲で行こう、
といろいろと思考を巡らせながら、
進むべき道程を柔軟に対応させていく力。
Way力を私ももっと意識したいと思いました。
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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