ある雑談の場で、職場に優秀な「コミュニケーター」がいることで
組織運営が円滑になり、業績にも大きく影響するという話がありました。
当社代表が過去に、とある企業の好業績組織の調査に関わったそうです。
実は調査に入った時には業績は下降傾向にあったのですが、
調査をしていくと、どうやら業績が下がり始めたのは「コミュニケーター」
としての役割を果たしていたメンバーが他部署へ異動してしまった頃からだったそう。
上記の話は特定の会社の支社の話でした。
ふりかえってみれば、私が過去に経験した活気づいている職場はもちろんのこと、
コワーキングスペースのような場でも共通点があったように思います。
明らかに優秀なコミュニケーターが職場に存在しているのです。
ひとりひとりがどんな人なのかを把握していて、
誰と誰が情報を共有すれば、良いシナジーが起こりそうだということを
感覚的に分かっていて率先してお節介を焼くのです。
実は俯瞰してその職場を観察することができているからこそ、
できるワザだと思うのですが、タイミングも絶妙だったりします。
まるで組織のハブのような存在です。
その人のところに情報も集まってくるようになるでしょう。
常連客が絶えないスナックやバーのような…
私がかつてハマった某ロールプレイングゲームの中には
「ルイーダの酒場」という場所がありました。
旅の仲間集めをする街中の酒場です。
コミュニケーターの人はまさしく「ルイーダさん」のような存在なのかも。
そんな人は、社内の「社会関係資本(人的ネットワーク)」を豊かにする
隠れたスター社員と言えるのかもしれませんね。
本コラムは心理的資本研究所が発行している「Be&Do通信」(当社メルマガ)に掲載されたバックナンバーです。人と組織のイキイキに効く処方箋!として週1回、平日の朝にコラムや情報をお届けしています。
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