先日、ある経営者の方がSNSで、こんなお話をされていました。
「熱量があると無限に学習意欲が湧いてくる。仕事の成功に熱量が
関わっていることは間違いない。その熱量は好きな仕事じゃないと
生まれないと思いがちだが、実は感謝されたり喜ばれたりすることで
後天的に生まれる。むしろそちらの方が大きい。最初から好きな仕事
に就かなくても大丈夫というのはそういうこと」
という内容のものです。
全ての人が、なりたい職業に就いているわけではありませんし、
やりたい仕事そのものも曖昧だという場合もあると思います。
冒頭の経営者の方がおっしゃる通りで、
実は仕事の熱量、つまり「やりがい(働きがい)」というのは、
コミュニケーションの積み重ねひとつで、生み出すこともできるということです。
目標を目指し、行動を起こしてみて、達成体験を得られたり、
自分の得意分野を見つけることができたり、自分の仕事を誰かから認めてもらえたり、
感謝されて役立っていることを実感したり。
そういった過程を経て、志(Will)も変化もし、
好きな仕事に変化することもあります。また、熱量の糧になります。
故・稲盛和夫さんの哲学について、社会人になりたての頃に教えていただきました。
【結果=考え方×熱意×能力】という人生や仕事の結果が決まる掛け算は有名ですよね。
この話にも大いに通ずる話だと思いました。
ただ能力は、考え方と熱意次第で、開発できるものです。
私たちが注目してきた「心理的資本」は、その熱意を高められる能力と言えます。
その結果生まれる「働きがい(ワーク・エンゲージメント)」が熱意ですね。
その熱意があれば、知識やスキルを身につけ、さらに能力も高められます。
SNSでの発言を目にしたことが、
心理的資本と向き合う重要性を考える機会となりました。
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